株式会社 冨久屋 前田道男氏にインタビューしました。

社名:株式会社 冨久屋
設立:1952年2月
役職:代表取締役 前田道男
住所:大阪市都島区高倉町1-7-1
URL:http://www.wagashi.org/fukuya/

会社の誕生

創業1952年2月
「福餅屋」に20年間丁稚奉公していた父、前田宣雄(よしお)が
独立し「御和菓子司 冨久屋」創業。

厳しい父の姿を見ても尊敬できなかったし、
その仕事をしたいとは思わなかった。
その頃ニチメンに就職していた叔父がアメリカの駐在員をしていたので、憧れもあって渡米。

しかし、一年で挫折帰ってきてやむなく父の店で働き始める。

仕事は父と一緒に働いていた職人さんに教えてもらった。
今でもうちで働いてくれているありがたい存在です。

30歳で父が他界。
後を継いで「有限会社 冨久屋」として、事業継承をした。

それから時代の波に乗って、売り上げはうなぎのぼり、機械を導入したり、冷凍技術を学んで、大量生産が可能になると、ますます商売が面白くなった。

 

入会のきっかけ

58歳の時「株式会社 冨久屋」に変更し、代表取締役に就任してからは売り上げが低迷、

饅頭屋の会合にいって、そんな話をしていたら、
経営を勉強しないといけないと同業者仲間から誘われるまま、
中小企業家同友会に入会、他にもセミナーに行ったりするうち、この、倫理法人会にも誘われるようになり、モーニングセミナーに参加してみた。

倫理法人会での教えは親が信仰していた天理教とよく似ていると思い、抵抗なく入会した。

 

転機となるような学びは? 
倫理に入会してよかったことは?

入会したものの、饅頭屋の朝は仕込みに追われる。
モーニングセミナーは行けないと思い込み顔を出さないまま、
一年ほど経ってしまった。
久しぶりに顔を出すと、みんな笑顔で迎えてくれたことが
嬉しかった。
久しぶりに自分も笑顔になれた。

その時、朝は行けないと決めつけていたことに気づいた。
工夫してやりくりすれば、前もって段取りして職人に任せてと、
行ける方法はいくらでもあったと。

売り上げを上げるために倫理指導を受けた。
祖先への感謝を説かれたが、その時はピンとこなかった。

講話の機会を与えられた時、自分の人生を振り返ってみた。
両親の思いや先祖の思いに至り、こみ上げてくるものがあった。

朝の挨拶の大切さ
朝起きの尊さ
ものには順序があるの教え
など
朝早くから経営者仲間が集い、赤裸々に語れる場があるありがたさ

なにより 軽蔑していた父をはじめて尊敬できた。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

自分自身を見てもらえる。
生活スタイルが変わる
従業員への応対が変わる、
子供への声がけが変わる。
意識が変わる→広くなる、高くなる、深くなる、明るくなる。

良いことばっかりですよ。

今やってる実践

朝の通勤途中に出会ったすべての人に声を出して挨拶する。

今後の会社のビジョン

①息子にあとを継がせたい
②従業員の待遇をよくしたい
③完全週休2日制の実現
④従業員を万能職人にしたい

 

【取材 吉田慶 監査 / 道頓堀倫理法人会】
【カメラマン 写真スタジオハート 上田哲也 / 枚方交野倫理法人会】

職人は経営者と対立するというイメージが拭いきれないですが、
前田さんは、本当に和菓子作りが好きということを目の当たりにしました。
苦手な営業をしてくださる人があってこそ成り立つ訳で。
前田さんは、大量生産のための機械化と最新冷凍技術を取り入れ、昔ながらの職人さんを
亡くなられた父のように大切にされています。
日本の行事と共にある和菓子文化も大切にしていきたいものです。