会員企業訪問記

株式会社じょぶ

株式会社 じょぶ 代表取締役社長 礒山哲也氏にインタビューしました。

「じょうぶな家を造る」「働くこと(Job)を喜ぶ」

 

 

礒山社長

磯山社長

株式会社じょぶ様の東大阪ショールームは、吉田の駅から少し歩いた、住宅や町工場が建ち並ぶ一角にありました。
いきなり現れる、内装もオシャレな、白くて細長い2階建てです。
思わず、「わ!素敵」と口をついて出てきます。
表からの光が存分に射し込む大きなガラスドアを入ると、広い玄関には植物や読み物が並び…。
こんなショールームで、夢をふくらませながら創っていくマイホーム。
親身に、真剣にアイデアを出してくれるスタッフのもとで創りあげていった夢の家、大満足で当たり前です。
そんな家造りを、土地選びからずっと寄り添ってくれる工務店です。

創業者:佐藤福男会長(一般社団法人倫理研究所 法人スーパーバイザー)から

5年をかけて事業を継承

 

 

こんな素晴らしい会社を率いるのが、2代目の社長である礒山さん。
創業者の佐藤福男 現会長との出会いは、佐藤福男会長が創業からさかのぼること約8年前の前職の工事課長だった時、そして独立して一年後バブル崩壊のころ、前の会社も傾きかけていた時「コイツを使ってやってくれ」と佐藤会長のもとに「連れてこられた」といいます。
まだまだ若くやんちゃ坊主だったころの事でした。
それ以来、ふたりは本音でぶつかり合いながら絆を太く強く育ててきました。
現場の職人さんたちとも、何度ケンカしたか知れないそうです。
しかし、そうした妥協のない姿勢、良いものを造るという強い想いは、お客さまはもちろん、職人さんや取引業者にも伝わり、信頼へと変わっていきました。
そして、いつしか社長の右腕としてなくてはならぬ存在となり、「5年後、次の社長はお前だ、頼むぞ」と言われるまでに。
5年をかけて色んな波を乗り越えながら、じっくりと引き継ぎをし、満を持しての事業承継でした。
中小企業での親族以外への事業承継は、従来に比べ増加してきているとはいえ、適任者を見つけるのに苦労をすることが多いと言われています。
そんな中で、固い絆で結ばれたふたりであるということ、時間をかけて引き継ぎをし、引き継ぐ側の心の準備もしっかりとできたうえで承継されたというところにこの事業承継の成功の秘密があるのだと思いました。

佐藤会長

佐藤会長

「倫理通じて人を育む」

 

 

インタビューには社員の山本さんも同席してくださいました。
社長の隣に座り、ひとつひとつの発言を確かめるかのように聴いてくださいましたが、その状況の中で話をされるということは、社長からの信頼があるからにほかなりません。
また、社長の言葉にうらおもてがないことの証明でもあります。
時にツッコミながら、笑いあいながら話すことができる間柄。
「私たちが言いたいことを言える社風を作ってもらいたい」。
従業員の思いをカタチにするため、階ごとに分かれているオフィスをワンフロアにまとめる!ということでリフォーム中でしたが、その空気をもってお客さまに接していらっしゃるのですから、お客さまから信頼されないはずがありません。
また、本当は先頭に立って働きたいという気持ちを抑えて社長業に徹するところは、決して口を出しすぎず見守るという、先代が自身にしてくれていることを受け継いだ姿勢です。
佐藤福男会長( 法人スーパーバイザー)から礒山社長(大阪鴻池倫理法人会 現会長)へ、社業も、倫理も、脈々と受け継がれています。
そして、その先へもずっと。

取材後記

 

 

山本仁美さん(従業員)同席

倫理法人会に入会されたことで、社長である自分の立ち位置や純粋であることの大切さ、まずは人をはぐくむことが大切という観点が養われているのだと感じました。(後藤)
創業者がつけたこの「じょぶ」という社名の意味「じょうぶな家を造る」「働くこと(job)を喜ぶ」を地でいかれています。
この名前に恥じない仕事をこれからも続け、ますます発展される会社だと感じました。(森本)

【文責 大阪府倫理法人会/広報副委員長/森本華織】
【取材同行 豊中市倫理法人会/幹事/後藤孝雄】

【礒山哲也氏の所属単会 → 大阪鴻池倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。