会員企業訪問記

株式会社ビジネスジャパンエキスプレス

株式会社ビジネスジャパンエキスプレス 代表取締役 大野英樹 氏にインタビューしました。

『経営は山登りと一緒』

登れば登るほど裾野(お客様や従業員とその家族)が増えて、だんだんと見えなくなる
登れば登るほど空気は薄くなり、しんどくなるが、常に頂上を目指していきたい
途中で降りたくなる時もあるけれど、皆(従業員)がいるし、頑張ろうと思える

今の会社の発展の元はすべて倫理法人会の教えのおかげ、だから経営者であれば倫理に入らない理由が見当たらないと話す大野社長

いかに従業員に楽しんで仕事をしていただけるか

 

 徹底した3S(整理・整頓・清掃)が会社を変える

創業当初、仕事がない時に印刷屋さんの仕事で、1冊の本が出来上がるまでに多くの会社が関係しており、それは、版下から始まり、印刷仕上げ、裁断屋、型押し屋さん、布の貼り付け、製本の梱包と配送、ここに3冊、ここに100冊という流れから、運送以外の仕事をつかんでいったのが、今の発展のもと。
30年前の9月3日が会社の創業日。この日は倫理の創立日でもあることから縁を感じる。でも最初の20年は幽霊会員。10年前から葉っぱよりも根を大事にする倫理の木に学び、そのかたちを必死に行ってきた。

本社内に去年の3月から保育園も完備

2030年までに後継者

最初はがむしゃらに頑張っていたが、従業員は辞めていくし、大変な時期が長かった。
故、林輝一先生の倫理指導を受けてから、徐々に経営が好転し、今では求人に苦労することもなく、従業員数、会社の売り上げもどんどん増えて、いかに従業員に楽しんで仕事をしていただけるかを常に考えている。
会社を始めたときは井上専務と一緒に45歳で引退したいと思っていたが、どんどん裾野が広がっていき、今思っていることは、2020年の東京オリンピック、2025年大阪万博、そこから2030年頃までに立派な後継者も育てていきたい。

遊び通して従業員の能力高める

従業員に喜んで頂くために、どんどんお金をかけて保養所を作っていっている。現在、白浜、芦屋マリーナ、芦屋ベイコート、天橋立、淡路島リゾートマンション、サントピアマリーナ、サントピアマリーナリゾートマンションなど。
会社のクルーザーで順番に毎週淡路島などにお連れして、バーベキューを無料で振る舞うことを週課としている。
自分が遊んでもらっているという感覚。
従業員と遊ぶことで、従業員に遊び方も教える。段取りの仕方とか、次回の予定の立て方とか、それらの考えが全て仕事の段取りにも関わってくるので、遊びも単なる遊びではない。
次来る時は何をするのか、その計画の仕方までアドバイスし、従業員の能力を高めるよう細心の配慮を行う。大きな社員旅行は全員に目が届かないので、少人数でみっちり交流し楽しんで頂く。

クルーザーが2 艇、釣り用のボートが3 艇, それに水上バイクが4艇。従業員のレジャーにフル稼働

取材後記

 

ご自分のことを、能力も才能も、何もないから、がむしゃらに一所懸命頑張ってきたとおっしゃる大野社長の腰の低さに会社もどんどん発展されていっています。社員がもしも事故を起こしても。そのことは責めず、全力でその社員を守ると言われる社長の元で働くことのできる従業員の方は本当に幸せだと思います。昔イケイケだった大野社長を変えたのが、倫理の教え。私も大野社長に見習って、倫理の学びと実践に取り組んで参ります。

(記:大阪府倫理法人会  広報副委員長 大久保 春秀)

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。