GENKIな会員企業のご紹介

グリーンツダボクシングジム 会長 本石 昌也氏にインタビューしました。

企業情報
社名:グリーンツダボクシングジム
設立:1980年2月
役職:会長
住所:大阪市東成区深江南1-11-11 ビーラックビル2F
URL:http://green-tsuda.com

 

 

事業内容

プロ専門のボクシングジムの運営およびプロボクシング興行。現在、プロ選手は22名。プロを目指す選手は約20名が在籍。

会社の誕生

 

 

グリーンツダボクシングジムは、赤井英和さんがプロ第一号で始まり、その後、井岡弘樹さんや亀田三兄弟を輩出した関西の老舗ボクシングジムです。東洋太平洋タイトルを2度獲得した世界ランキング最高2位の小松則幸(こまつのりゆき)選手の大ファンで、彼の個人マネージャーになったのが2007年です。その後、2009年にジムが破綻。僕がグリーンツダボクシングジムのマネージャーになり、そこから5年間はボランティアでジムの再建にすべてを注ぎました。

4代目の会長に就任したのは2014年4月です。ボクシングはまったくの素人でしたが、毎日、スポンサーを集めるのに人に会いに行き、頭を下げ、その繰り返しです。会長になって2年経ったとき、フィットネスを辞め、完全なプロ専門のジムにシフトしました。そこから流れが一気に変わり、2年目で勝率が全国3位になり、4人のチャンピオンが生まれました。2020年現在、勝率は全国4位。チャンピオンも関西では一番多く輩出しています。

入会のきっかけ

 

 

5年前、知り合いの行政書士の方から「経営者の人が集まっていて、いいよ」と紹介されたのがきっかけです。ちょうど普及のときだったようで、「ちょっと、協力してほしい」と言われ、「半年くらいだったら、いいかなぁ」と最初は軽い気持ちで参加しました。初めてのモーニングセミナーの印象はよく覚えています。正直、「絶対、向いてないな」と思いました(笑) 。自分よりも年齢層の高い方が多く、当時はまだ30代だったので、落ち着いた雰囲気で、違うかなと思っていたんです。それが、半年ほど経つと、「目上の方々との人間付き合いができたり、自分に必要なものをたくさん兼ね備えた単会だな」と気づき、感覚が変わっていきました。僕に足りないものが含まれているのが、倫理法人会です。

当時は前原弘昌会長(現相談役)の時代で、前原会長の明るさと前向きさに惹かれ、大ファンになりました。「この人が頑張っているのに、辞められない」という気持ちになり、「こういう人たちがいるのだったら、もっと頑張ろう」と思ったことを覚えています。

最初は月に1度、行くか行かないかくらいで、「行けるときに行く」というかんじで、今とは全然、自分の中での感覚が違います。今は関われば関わるほど、自分にとって足りない部分を多く感じたり、これから兼ね備えないといけない部分がまだまだたくさんあるという奥深さを特にこの1年で感じ、最近はほぼ毎週、参加しています。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

もちろん、たくさんありました。いろいろな方の講話で、失敗例や失敗からどのように上がってこられたかというお話が聞けることが、最初の頃は「あ、いいな」と思って聞いていたんです。それが、だんだん月日を追うごとに、みなさんの講話の意味が本当に理解できるようになってきました。「いい話だな」から、「そういった心がまえが必要だな」「今の自分に当てはまるかな」という気づきが最近すごく増えています。自分はボクシングジムを経営していますが、「異業種の方々の考え方をもっと取り入れよう」という思いがあるので、自分が成長するためにほかの方の考え方を聞くことが、今まさに吸収できる時期に入ってきたなと感じています。

入会してよかった点は、倫理法人会に参加される方は、前向きでポジティブな考え方の方が多いので、そうした方たちと時間を共有するだけで、自分自身がさらに前向きになります。自分より経験も豊富で、目線の高い方のお話をお聴きし、そうした方から、たくさん学ばせていただき、さらに自分はその上を行けるような努力をする、モチベーションを上げる場になっています。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

毎日、勝ち続けることです。「夜はだれよりも遅い」「朝はだれよりも早い」。みんなが寝ている時間でもまだ働いている。みんなが朝まだ寝ている時間でも、先に起きる。スタートを切る。だれよりも努力するのはもちろんですが、これを続ければ、絶対にだれにも負けないと思っています。その積み重ねです。能力があるとか頭がいいとか天才だとか、そうした部分よりも、やはり「だれよりも動く。だれよりも努力する」。自分自身がこの1年で、そこをすごく意識して成長でき、変わることができました。まだ入会されていない方には「経営者にとって、絶対に必要やで」と声をかけています。

今後のビジョン

 

 

世界チャンピオン輩出は当然のことですが、創りたいのは「最強のプロ集団」です。全員が本気でチャンピオンを目指し、全員が本気で取り組む集団。そうした志を持ったジム。うちの選手は全員、本気です。

先日は、自粛後初の有観客興行を開催しましたが、これは近畿初です。このときも、先に手を打ったというのが、僕の中でのこだわりです。一番は、日頃から練習している選手のためというのと、私たちが日本一に駆け上がるためのスタートです。「だれよりも早く動く、だれよりも先に開催する」。これにすごくこだわりました。何度も中止になりそうになりましたが、だれかがやってからでは意味がないので、絶対にやってやろうと思いました。それが選手のためでもあり、業界のため、大阪のため、地元枚方のため、いろいろな思いがありました。興行が大成功を収め、すごくいい結果が出て、選手たちが変わりました。僕の本気さが、さらに伝わりました。障がいもありましたが、やりきった先を初めて見ると、かけがえのないものがたくさん手に入ったように感じます。絶対的にゆるがない自信もつきました。僕の講話のタイトルにある「ブレない心」。この一心でやりましたが、ブレない心の信念。今回、信念の大切さを学びました。

今、世界チャンピオンを輩出するのは、僕にとっては小さな夢です。昔は大きかったのですが、今は絶対に叶えられる夢で、僕の夢はもっとその先にあります。わかりやすく言うと、グリーンツダボクシングジムが日本一のジムになり、僕自身が日本一の会長になる。「この世界を将来的には僕が引っ張っていく」という使命感を持っています。それを背負って生きていくぐらいの覚悟があります。

【取材 大野さとみ/幹事/大阪都島区倫理法人会】
【カメラマン 小栁宣昭/道修町Studio/大阪都島区倫理法人会】

倫理法人会に入会した当初から、とても丁寧に接してくださっていたのが本石会長です。実際にインタビューをさせていただくと、魂から発せられる言霊の力に圧倒されました。さらに、ジムにはモーニングセミナーと同じ、高いエネルギーが流れていたことにも驚きました。倫理で得たパワーを職場に充満されている! その現実をすごいなと感じ、「本石さんはきっと歴史に残る人になる!」そう感じた今回の取材です。

【本石昌也氏の所属単会 → 大阪都島区倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。