GENKIな会員企業のご紹介

合同会社ライフサポートつばさ 代表社員 中山竜一氏にインタビューしました。

企業情報
社名:合同会社ライフサポートつばさ
設立:2019年8月設立
役職:代表社員
住所:大阪市北区本庄東1-10-19第二ロイヤルハイツ盛1F
URL:https://ryopoko1207.wixsite.com/mysite

 

 

事業内容

障がい者に対する居宅介護・重度訪問介護、視覚障がい者に対する同行援護。
「つばさ介護サービス」では、介護を受けられる方のお気持ちを第一に考え、ご家族の身体的ご負担、精神的ご負担の両面を軽減し、ご本人とご家族が安心して生活していくためのお手伝いをさせて頂きます。
時代の流れとともに医療や福祉の在り方は変化していると思います。たとえば医療的なケアが必要な方であっても、ご本人の希望する場所で、その人らしく生き生きと楽しく暮らせるような社会を作っていくことが大切だと思います。
当事業所が出来るその方の暮らしのお手伝いは僅かな事かもしれません。
しかし、私たちのサービスは決して生活の全てではなく、あくまでその方の希望する生活を支援する手段のひとつにすぎません。ご本人の思い描く暮らしが実現するためには、制度の利用だけではなく、地域の中のさまざまな方々との「繋がり」を大切にしていきたいと考えております。

会社の誕生

 

 

私の母親・弟・妹が知的障がい者であり、田舎育ちで、田舎の中では障がい者は普通に生きる道がありませんでした。
そのせいで小さい頃からいじめられていました。いつか環境を変えたいと思っておりました。
ある時、別事業の不動産仲介業の店舗に知的障がいの理容師さんを連れたヘルパーさんが来店されて、他の不動産会社では家を探せないと断られたということでした。
もちろん、当社で探してあげますよということで探したところ、大変喜んでいただきました。
のちのちその理容師さんは結婚もされました。
それがきっかけで仕事を斡旋していただくようになりました。
不動産でも、障害者の方にも関わることができるんだということをこれをきっかけに気づくことができました。
そのヘルパーさんが「働いてみないか」と声をかけてくださいました。
「どうせ経営者なんだから暇なんだろう」と(笑)
「誰でもどこでも生きやすい」生活支援のサポートをしたいと考えており、経験を積みたいと思っていたので、不動産業のかたわら3年くらい登録ヘルパーとして働いて、2019年8月に独立しました。

入会のきっかけ

 

 

別の異業種交流会の元メンバーとワシントンホテルでばったり会い、その方の目が生き生きとしていまして、その理由を聞くと倫理法人会に入会して考え方が色々と変わったと聞き、翌週のMSに参加し入会しました。
昨年9月に泉池会長の最初の講話を聞いて、感銘を受けました。
今ちょうど1年となります。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

倫理を学んでいるメンバーの皆さんの考え方や倫理に対する姿勢を肌で感じることができ、そのことが自身の事業や従業員、友人に対する関わり方が変わりました。
他の異業種交流会は売り上げ目的が多いですが、倫理法人会は少し違います。
考え方が同じ方向を向いていて、仲間意識が強いところがいいです。
ちょっとした行動でも勉強させられます。
たとえば、新大阪の柳原さんもすごい経営者ですが、低姿勢で学ぶ姿勢が本当に素晴らしい方です。
倫理法人会に出会えてとてもよかったです。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

入会のきっかけは様々ですが、まずは素直に十七ヶ条を読んでみるとよいと思います。
考え方も変わるし、自分でも人生の分岐点で解決してくれることが書いてあると思います。
ただ、素直に受け取らないといけないと思います。
倫理に対し素直な気持ちで受け入れることができればきっとご自身の生活も景色が変わってくるように思います。
悩んだり疑問点があれば、気軽に教えて頂ける仲間がいますので、安心してご参加下さいね。

今後のビジョン

 

 

障がい者が生きるにはこの世界は本当にリスクが高いです。
親が障がい者なら「誰が面倒見るんだ」となるし、子が障がい者なら「私(親)が死んだら誰が面倒を見るのだろう・・・」となります。
私も父が高校生の時に死んで、幼い弟妹が残されて大変な思いをしましたし、両方の気持ちがわかります。
相談できる人やサポートできる体制があればまた変わったと思います。
そのため「住む」「働く」「生きる」「楽しむ」をサポートできる企業を目指しています。
現在は「生きる」サポートである居宅介護支援が中心ですが、2021年に「働く」サポートの就労支援B型事業所を東住吉区に開設予定。また小規模グループホームまでを開業し、障がい者の方と共に生きる社会の実現を行いたいと思っております。
不動産仲介業をやっていて良かったと本当に思っています。
障がいで家を借りられない人はまだまだたくさんいます。
名古屋市へ転勤のため家を借りる障がい者の方がいたが、現地では対応できる業者がいないため、自ら行って、さまざまなリスク確認をする仕事もしに行ったことがあります。
普通の方に家賃10万円の家を斡旋する仕事は誰でもできますが、自分しかできない不動産の仕事の関わり方があると強く感じます。

【取材 廣岡ゆかり/幹事/新大阪倫理法人会】
【カメラマン 上田哲也/写真スタジオハート/枚方・交野倫理法人会】

障がい者が家族に1人いるだけでも苦労をするものですが、3人もとなると、その苦労は測れるものではありません。
ですが、その大変さを仕事にして、なおかつ他の障がい者の皆様に喜んでいただけるというのは、まさしく十条の「勤労歓喜」そのものだと実感しました。
中山さんは、4月ごろに本当なら新大阪で講話をしていただく予定でしたが、コロナの関係で流れてしまいました。
この機会にお話を伺えて本当に運が良かったです。
また、講話をしていただける機会があるように願っております。

【中山竜一氏の所属単会 → 新大阪倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。