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(株)栄福工務店 専務取締役 栄福 三也氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社 栄福工務店
設立:平成6年
住所:大阪府守口市藤田町3丁目31−12

▼事業内容
主に木造建築に関わる建設業です。簡単に言うと大工です。
色々と幅広く仕事をさせて貰っていますが、やはり木造建築が一番得意分野です。

会社の誕生

社長である兄が先に大工として鹿児島から大阪に出てきて働いていました。私は、滋賀県の他の会社にお世話になっていたのですが、22歳の時に一緒に働くことになりました。

最初は、2人だけで大工の仕事をしているだけで、会社を作るという事は意識していなかったのですが、次第に色々な職人さんが集まってきて、今の様な会社になりました。

入会のきっかけ

元々は現在の寝屋川市倫理法人会の専任幹事の中道茂さんと知り合いでした。中道さんが、当時の会長だった中川秀臣さんと知り合いで、倫理経営講演会に誘われたのが入会のきっかけです。平成24年ごろなので、もう10年ほど前です。

その時は300人ほどの規模の講演会で、後の懇親会にも参加させてもらい、想像していたより遥かに規模も大きくて、有意義な会と感じたので入会しました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

よく言われる事ですが、役を引き受けることは大事だなと思いました。
入会して3年目に専任幹事を拝命して、普通は2年なのですが、3年させて頂きました。
M Sの講師とかは殆ど自分で決めていたので、3年で150名ぐらいの人と交渉するわけですから、普段の仕事で関わる方々とは全く違う様々な人と交流する機会に恵まれました。

正直、自分なんて役を引き受けるのは無理と思っていたのですが、周囲の人に支えられながらやってみると、苦労も色々と多かったですが、想像とは違う世界がありました。

入会して良かったです。皆さん同じ様な志を持っていますし、良い方が多いですから、居心地は良いですね。自分が成長したかどうか?は分からないですが(笑)

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

入会して直ぐに何か得られるというものではないと思います。しかし、色々な事を一緒に学んで、色々な人と交わって気づきもあるでしょうし、自分から先に何かを提供する様な姿勢が、何かを得られる事に繋がると思います。

今後のビジョン

特に会社を発展させようとかは考えてはいません。集まってくる職人が安定して生活できる集団として、継続させるのが大事と考えています。

鹿児島出身だった自分が、滋賀県で五年ほどお世話になり、大阪に来て40年以上が経ち、関西では誰もが知っている芸人さんの家なども建てさせて貰ったり色々なことがありました。そして、業界の仕事の流れなども大きく変わりました。

以前は、図面なども作成して建てていましたが、今は大きな会社が作成したものを建てる流れです。コスト面を中心に大きな会社には太刀打ち出来ないことが多く、色々と厳しいことが多いと感じています。

◎ 建物を作る事に関しては他の会社に負けない。
◎ 作って欲しいという人の希望を全力で叶える。
 
この二点の会社のモットーを貫き通す事だけは、どんな状況でもこの先も変わりませんし、
社員や職人一同で乗り切っていく原動力になっています。

【取材 亀井 克実/寝屋川市倫理法人会/幹事】
【写真 Syoji photo 山本祥司/泉州倫理法人会/幹事】

「なんや?お前か?」とよく知った私の顔を見るなり、拍子抜けした栄福さんの第一声がこれでした。取材で少し緊張して待っておられたのでしょう。最初の質問をすると、栄福さんのiPhoneのSiriが答え始めるという爆笑の取材開始となりましたが、何かを持っている愛されキャラ栄福さんの熱く仕事に取り組む別の顔を見せて頂きました。何といっても、合格率が10%程の難関資格である一級建築士さんなので当然ですね。有難うございました。

【栄福 三也氏の所属単会/寝屋川市倫理法人会/副会長】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。