GENKIな会員企業のご紹介

 

株式会社マツミ 会長 実松大輔氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社マツミ
設立:平成元年7月
役職:会長
住所:大阪府茨木市舟木町5-16 柴田ビル2階
URL:https://www.matsumi.org/

▼事業内容
新築から外壁塗装、屋根塗装、防水工事、リフォームなどの総合建設業

会社の誕生

父親が社長、自身が専務、弟が常務という構成の会社で勤務していた。(専務になるまでの10年は一社員)
平成元年、元々取引があった塗料メーカーであり施工会社が大阪支店を開設する為、責任施工(見積もりから施工まで、全工程を同じ会社に一括発注すること)先としてのオファーが入った。
そのオファーを自身が請け負いたいと申し出て別会社を設立したことが、株式会社マツミ創業のきっかけである。創業時期は、バブル時期で好景気。順調な始まりとなった。3年程は父の会社との掛け持ちであったが、高齢を理由に父が引退する事になり、父の後継者は弟とし、自身は現在の会社に専念することとなる。
その後34期社長を務めたが、70歳まで数年という時に後継者について考えるようになり、当時専務だった宮脇みき氏が代表取締役を受任してくれた為、自身は会長となり現在に至る。

入会のきっかけ

現一般社団法人倫理研究所法人アドバイザー山路卓司氏(以下山路法人ADと表記)と、当時より懇意にさせていただいており、千里中央倫理法人会の立ち上げを依頼されたことが倫理法人会との出会いとなる。(その後、千里中央倫理法人会は軌道に乗った頃に退会)
数年後、茨木市倫理法人会設立時(令和元年)に、再度山路法人ADよりお声かけがあり、茨木市倫理法人会に入会。
山路法人ADとの繋がりがなければ倫理法人会とは無縁の日々だっただろうと思うと、現在も交流がある山路法人ADとの出会いは貴重だと感じる。

転機となるような学びは?入会してよかった?

倫理法人会に入会する以前から様々な学びを得てきたが、その全てが栞の内容と一致する。
栞は、わかりやすく書かれているので心に残り、忘れることはないだろう。
その点を踏まえると学びは続けているが、一度離れた倫理法人会に再び入会し、また純粋倫理を学ぶようになった点が、転機となる学びといえるのではないかと感じた。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

栞を熟読することは、もちろんお勧めですが「職場の教養」を活用することをお勧めします。毎月送られて来る職場の教養。とても良い内容が書いてあるのに「社の玄関に置いておくだけでは勿体ない!」と全社員に配布しています。
ただ、読むように伝えても読むだけで止まってしまいますので、出勤している日は毎日、感想を書く様に徹底しています。
これは宮脇代表取締役が専務時代の案で、人事評価や昇給の資料としても使用しています。
続けることで社員の考えていることが理解できる部分もあり、また、こちらの考えを理解してくれるようにもなりました。
結果として、我が社の理念を伝えるまでもなく自然と理念にあった社風となり、社員が定着するようになりました。
また、他の資料を使用していた頃は「漢字が読めないのでわからない」という社員も居ました。
業種柄、資格取得が必要となりますが、本が読めないと試験勉強が難しくなってきます。職場の教養にはフリガナが振ってあるので、資格取得の勉強訓練にも繋がるという点もお勧めする一つです。
是非、皆さまの社でも導入を!

今後のビジョン

「親兄弟の建物と思い施工いたします」 「常にありがとうの気もちを忘れない」
これらは「今後も心がけていかなければ!  いや、いきたい!」と考えている。
会長となった私のビジョンとしては、代表取締役 宮脇みきの考えを尊重すること。
宮脇代表取締役のビジョンは「女性が活躍する建設業界にすること!」である。
「建設業界は、男性が9割あるいは9.5割を占める世界なので、せめて6:4のバランスになるように、特に現場の施工管理者を増やしたい!」と頑張っている。女性の施工管理者(昔でいう現場監督)を増やす為、積極的に女性の採用をし現場で必要となるマーケティング等の勉強をしてもらっている。

【株式会社マツミ 親兄弟5ヶ条】
一、私たちは、モラルを重んじ、地域社会のお手本となれるような言動を心掛けます。
一、私たちは、笑顔と気持ちの良い挨拶を大切にします。
一、私たちは仕事を楽しみ、人生を楽しみます。
一、私たちは、いつまでも好奇心を失くさず、成長することを喜びとします。
一、私たちは、仲間の力を信じ、切磋琢磨することで高め合います。
この5ヶ条も今後も変わらない。

【取材 村木やすこ/茨木市倫理法人会/実行委員】
【撮影 株式会社 dimension 代表取締役 古木 絢也/豊中市倫理法人会/副専任幹事】

3月よりグループ制を導入している茨木市。偶然、実松さんと私が同じグループでした。そこで、グループリーダーにもお越しいただき和気あいあいと取材がスタート。
初対面であるカメラマンさんとお話をしていると…その場に居た全員の共通点が次々と判明し、座談会のような取材となりました。
現場へ行っておられた宮脇代表取締役にもお戻りいただき追加取材。すると…またまた共通点が発覚!不思議なご縁と繋がりを感じる楽しい取材でした。
実松会長、宮脇代表取締役、古木カメラマン、中野リーダー、ありがとうございました。

【実松大輔氏の所属単会/茨木市倫理法人会】
2023年8月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。