GENKIな会員企業のご紹介

株式会社小林工務店 代表取締役会長 小林京子 氏にインタビューしました。

社名:株式会社小林工務店
設立:昭和43年3月
役職:代表取締役会長 小林 京子
住所:大阪府高槻市辻子3丁目75番7号
URL:http://www.kk-kobayashi.com/

事業内容
私たちは地元である大阪府の北摂を中心に
「人にやさしい住まい。地球にやさしい住まい。」
を目指した住まいづくりをしている工務店です。

創業当時から「良い家を建てるには、良い大工から」
という想いがあり、大工さんの育成に力を入れてきました。
未来の大工さんを育てることが、良い家づくりにも繋がっていく。そして良い大工さん、良い職人さん達がいるからこそ、
お客様一人ひとりのこだわりをカタチにしていくことができると考えています。

そして住まう人々にとって、末永く愛され住み継がれる家でありたいと切に願い、これからも「木の家」にこだわっていきます。

会社の誕生

宮大工として腕の良かったご主人様の周りには、どんどん多くの職人さんが集まるようになり、昭和43年3月に独立開業する流れとなりました。

特別営業することはありませんでしたが、口コミと紹介で仕事は順調に広がり、気づけば従業員は50名を越すほどと成りました。
銀行からの勧めもあって、個人開業から16年後の昭和59年3月に株式会社設立に至りました。

社長は叩き上げの大工でしたから、いつもジャンパー作業服スタイルがトレードマークでしたが、銀行の支店長様からスーツにして下さいと言われ着たところ、肩幅も広くとてもスーツが良く似合うと社員から褒められ、照れながら嬉しそうにしていたのを、昨日のように思い出されます。

入会のきっかけ

ご主人様である初代社長が亡くなられた際の葬儀に、
450名もの方々が参列して頂く事になり、初めてご主人様が所属していた倫理法人会の存在を知ることになりました。

会員である岩井木材様の勧めもあり、モーニングセミナーに参加することになりました。
しかし当時の高槻市倫理法人会は次第に衰退していき、何とかしたいという想いもありました。
他単会と合併するか、締めるかの二択を迫られましたが、何とか締めないで欲しいと大阪府倫理法人会にお願いしたところ、
「それなら会長してや!」と言われ、良く分からないままその怖さも知らずに「何でもやります!」と言い切りました。

75名を抱えての社長業と、倫理法人会の会長は寝る間もなく雄々しくしておりました。
でも捨てる神あれば拾う神ありです。会社の社長を任せられる人が現れ、辞任して会長となり、そこからは倫理一色となりました。

転機となるような学びは? 
倫理に入会してよかったことは?

倫理には感謝しかありません。
倫理を学ぶことで多くの人の繋がりができ、それは私の人生の財産となっています。

相手を信頼して任せる。

そのおかげで素晴らしい人が、会社の社長になってくれました。
まさに倫理的な人で、
「掃除のできる人は気配りが良く、人間としても一流である」
という言葉がピッタリで、安心して任す事ができています。

そして何事も諦めず継続していれば、結果がついてくる事を学びました。
単会自体が無くなりそうな時もありましたが、諦めずに継続してきたおかげで、
今は高槻市倫理法人会は全国でもトップクラスとなり、
夢だった茨木市への分封を現実に考えられるようなチームにまでなりました。

この一年でまだまだ色々な事が起こると思いますが、私も微力ながら尽力して参りたいと思います。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

会社を立ち上げるのは簡単です。本当に大事なのはそこからです。
最初の勢いを保ち継続していく事は、本当に難しいことだと実感しています。
小林工務店も設立50年となりますが、それでも未だに難しいと思います。

今では笑い話ですが、何度も締めようか、どうしようかと主人と話すことがありました。
継続をしていくためには、できるだけ周りに敵を作らず、皆と仲良くしていくことが大事だと思います。

今にして思えば、主人から人の悪口を聞いた事はありませんでした。
仕事で騙され、裏切られたとしてもです。なので私もまだまだ主人を見習い学び続けていかなければなりません。

そんな学びが倫理法人会にはあります。

今後のビジョン

職人や大工技術、充実した設備環境などと並んで、小林工務店の大きな財産は、50年の地域密着の活動で培ってきた人々との繋がりです。

今までのお客様は7,000人以上で、そのOB客ら300人が加盟する
「もくもく友の会」では、OB会の中から役員が選ばれ、
自主的な活動で旅行や各種イベントなどを主催し交流を深めています。
まさに小林工務店を支える応援団で、この方々からのご紹介からさらに大きな繋がりが続いていっています。

20歳の大学生と19歳の見習い大工の孫がおり、小林工務店で働きたいと言ってくれているのが本当に嬉しいです。
地域に愛される会社として100年企業になるのが会社のビジョンです。

 

 

 

【取材 大阪府倫理法人会 広報副委員長 平野雅也】
【カメラマン 枚方交野倫理法人会 写真スタジオハート 上田哲也】

入会して2年、高槻市倫理法人会の紆余曲折あっての大きな成長を体感してきましたが、やはりじっくりお話しを伺えるからこそ、初めて聞くことができたお話しが沢山ありました。
今の規模とは比べ物にならないぐらい落ち込んだ時期があり、その時に小林京子さんが諦めなかったおかげで、今の高槻倫理法人会があるのだと改めて感謝の気持ちで一杯になりました。
茨木市倫理法人会の分封を目指して、目標まで残り一年となり恐らく想像している以上に様々な壁が現れるのだと思いますが、
小林京子さんを見習い諦めずに継続していき結果に繋げていきたいと思います。
自分のような若輩者にも、常に謙虚で丁寧な対応をして頂いており、非常に勉強になります。
これからも色々と勉強させて下さい。お忙しい中でご対応頂きありがとうございました。

【小林 京子氏の所属単会 → 高槻市倫理法人会

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。