施工エリアを八尾市、東大阪市、柏原市、平野区に限定し、その範囲から一歩でも出たところからの問い合わせや依頼は全てお断りするという、「超 地域密着」を貫くリフォーム会社がここにあります。どんなに大きな話が舞い込んでも、その姿勢は死守。
なぜなら、そこに仕事に出かけたせいで地元のお客さまからの依頼に応えられない事態が起きてはならないから、と美馬社長はおっしゃいます。
超地域密着を貫いて。
八尾市内を南北に走る大通りに3棟の真っ黄色のビルが並ぶ株式会社MIMA。
この会社の先頭を切って走る美馬社長は、八尾市内で知らない人はいないくらいの有名人です。
市内の映画館に行けば、上映前に流れるCMに登場し、知名度アップに余念がありません。
YouTubeでもリフォームや不動産の情報発信を積極的に行われています。
ビルを黄色く塗ったのは「社員のほぼ全員が反対したから」。
そのくらいでなければインパクトを与えることはできない、との判断です。
とにかく発想力、行動力が普通の人の想定をはるかに超えて、それでも理由を聞けば説得力のある理論が展開される…。
八尾で育ち、八尾が大好きで、八尾のために生きていると言っても過言でない社長が、お客さまや従業員、地域に捧げる愛の深さはハンパなく、社長の様々な体験がここに反映されていると感じました。
大学卒業後のバックパッカーの経験。これはと思う人へ積極的にアプローチして面会、薫陶を受けるまでに至る行動力。
そうやって得たものを社業に還元する姿に、従業員の皆さんは大きな信頼を寄せていらっしゃいます。
若い頃、大企業の社長へせっせとメールや手紙を送り、何とかこぎ着けた面談の機会。
右腕である専務とともに赴き、緊張の中で交わした言葉。インパクトを与えたその姿が、その大社長の記憶に残り、以後のご縁に繋がったとお話しくださいました。
そして、「大企業ではなし得ない、超地域密着をやれ」との言葉を、それから25年以上経った今も守り抜いていらっしゃます。
奇抜なことをやっているようで、実はとても堅実な社長の姿がそこにありました。
編集後記
現在、お客さまのニーズに合わせてどんどんと業務内容を拡大し、不動産業もされている同社には、活気があふれていました。
社長の発案で、全員が「ほめ達(ほめる達人)3級」を取得されたそうです。
みんなが自分を、相手をほめるからこそ生まれる承認空間のあたたかさは、そのまま「家」「家族」のあたたかさに繋がっていました。
ありがとうございました。
(取材・文:大阪府倫理法人会 広報副委員長 森本 華織)
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。