理念を「行動」に変える ‐100年企業を目指して‐
国産初の技術で、社会の安心を鍵から支える
① 電気錠のパイオニアとして
当社は、日本で初めての国産電気錠を開発したメーカーとして、創業以来60年以上にわたり、防犯・セキュリティ分野で歩んできました。父の代から始まったこの事業は、海外製品しかなかった扉の電気錠を日本の気候に適するよう独自技術を開発したことに端を発します。現在では、鍵を制御する電気錠、認証端末、制御基盤を一体としたセキュリティシステムを設計・製造・メンテナンスまで一貫して提供しております。ハードからソフト、さらにはネットワーク技術まで網羅し、オフィスビルや空港、病院、福祉施設など幅広い分野で、社会の安全と安心を支えるインフラ企業としての責任を担っております。

日本初の電気錠
② 活力朝礼導入で従業員が辞めない企業に

最新の電気錠が体験できるショールーム
私たちが大切にしているのは、何よりも「人」です。2011年の倫理法人会入会をきっかけに、「職場の教養」を用いた朝礼を導入しました。当初は戸惑いや反発もありましたが、継続することで会社の風土そのものが変わりまし1電気錠のパイオニアとして当社は、日本で初めての国産電気錠を開発したメーカーとして、創業以来60年以上にわたり、防犯・セキュリティ分野で歩んできました。父の代から始まったこの事業は、海外製品しかなかった扉の電気錠を日本の気候に適するよう独自技術を開発したことに端を発します。現在では、鍵を制御する電気錠、認証端末、制御基盤を一体としたセキュリティシステムを設計・製造・メンテナンスまで一貫して提供しております。ハードからソフト、さらにはネットワーク技術まで㈱JEI代表取締役社長山やまのくち之口良よし子こ氏(大阪府倫理法人会副会長)た。現在では、毎朝の朝礼で社員一人ひとりが感想を述べ、企業理念と照らし合わせて内省する時間を設けています。理念をただ壁に掲げるのではなく、行動に落とし込むこと。それが「理念の浸透」だと考えています。結果として、かつてはすぐに辞めていた若手社員が今では定着し、Z世代とベテランが互いに尊重し合う風土が生まれました。朝礼はまるで漢方薬のように、じわじわと効き、組織の芯を強くする力を持っていると実感しています。
③ 100年企業をめざして

「念ずれば花ひらく」の詩碑
取材後記

"家族合わせて19段の武道一家"
なんと山之口家は家族合わせて19段の「超」武道一家。空手・弓道・合気道などの武道を通じて培われた、礼節や粘り強さ、目標に向かって努力する姿勢が経営にも大いに役立っているのが伺えました。倫理17000に裏付けられる通り、17ヶ条の型も極められた素晴らしい企業様でした。
(取材・文:大阪府倫理法人会 広報委員長 志波 大輔)
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。