社名:有限会社モトムラ
設立:昭和54年
役職:代表取締役社長
住所:大阪市鶴見区今津南2-3-30
HP :https://kurupika.jp/
事業内容
鈑金塗装・手洗い洗車・カーフィルム施工・コーティング・車検など
■鈑金塗装(モトムラ)
住所:大阪市鶴見区今津南2-3-30
HP :https://kurupika.jp/
■手洗い洗車(くるピカ)
設立:平成16年7月
住所:門真市稗島200-3
HP :https://www.kurupika.com/
会社の誕生
高専卒業後はNTTで設計の仕事をしていましたが、22歳の時に父の背中を追って父が昭和54年に創業した鈑金塗装の会社に入社しました。当時4~5人の会社でしたが、職人気質の父親は確かな技術でお客様の信頼を得て、業績は順調に伸びていました。
しかし鈑金修理の仕事が頭打ちになったときに、私は現場を離れてお客様のニーズや声を反映する営業の仕事に特化して、鈑金塗装の職人の仕事と分業制のお店に改革しました。早くから経営面のことは父から任され25歳の時から会社の印を任されていましたが、平成16年に33才で父親から社長を交代しました。
社長になって人を徐々に増やしていき、業績も右肩上がりで伸びていきましたが、元々やっていないことから新しいものを生み出すことが好きな性格で、鈑金塗装の会社から何か新しいことに挑戦しようと思いました。当時は機械洗車が当たり前でしたが、車が好きで大切にしている人にはより丁寧な手洗い洗車のニーズがあるだろうと考えました。鈑金部門からは反対されましたが、洗車ノウハウも独自で開発し顧客集めも自分で考えて、反対を押し切り手洗い洗車業をスタートさせました。
技術力が高いと定評のあるモトムラ鈑金で傷やへこみをきれいにした後は、細部まで手洗いにこだわった洗車と究極のボディコーティングで「感動の手洗い洗車」を実現しました。
入会のきっかけ
豊山晶子さん(松潮物流・管理室長/大阪鴻池倫理法人会・専任幹事)が中学校の後輩で、付き合いでいいから入会してと言われていました。晶子さんの兄の裕之さん(松潮物流・業務部長/大阪鴻池倫理法人会)は、中学校の野球部のひとつ後輩でもあり、断るに断り切れず入会しました。
転機となるような学びは?入会してよかった?
お付き合いで入会した倫理法人会でしたが、入会してよかったと思っています。倫理法人会は、人間性を磨くには絶好の場ですね
2年連続して富士研に行って研修を受けたことは、これが転機となって良かったと思います。富士研ではお酒も飲めない規則正しい生活でしたが、整理整頓や率先したあいさつなど人間として基礎的な大切なことを学びました。
また礒山哲也氏が大阪鴻池倫理法人会の会長就任したタイミングで一緒に飲みに行く機会が増え、その人柄に触れて会長を支えなければ・・・と思ったことも、倫理法人会の活動をしっかりとする大きなきっかけになりました。
倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス
営利企業である限り、利潤を追求することは基本的に大切なことですが、それだけではこれからの時代は伸びていかないように思います。経営者も人格を問われ、社員を大切にする心や顧客第一の経営姿勢がだいじになってくるのではないでしょうか。
倫理の学びは、経営ノウハウの勉強ではなく人としてどう生きるかという心磨きの場であるので、これからの経営者には必要な学びだと思います。
今後のビジョン
鈑金塗装の仕事だけでなく、車に関連して手洗い洗車に注目して一貫性を持たせたことは、未来に向けてのさらなる挑戦でした。順調に推移していますが、フランチャイズ化は考えてはいません。一店舗を着実に運営して、身の丈に応じてボチボチやっていこうと思っています。お蔭さまで右肩上がりの業績ですが、将来は東京でやってみたいなという夢は持っています。
【取材 幹事 中西進泰/ 大阪鴻池倫理法人会】
【カメラマン スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】
本村氏の普段のゆったりとした話しぶりから、肩ひじを張らない包容力を感じていましたが、取材を通じて強いリーダーシップも同時に持ち合わされていると思いました。現在47才とまだまだお若いですが、29才から大阪府自動車車体整備協同組合という鈑金塗装の業界の副理事長を務められ、この5月からは理事長就任が予定されているということです。いま理事長就任に向けて全組合員のところを訪問されているということですが、そのようなきめ細やかさも持ち合わされており、倫理経営の実践で今後益々ご活躍されることを期待いたします。
【本村亨 氏の所属単会 → 大阪鴻池倫理法人会】
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。