社名:株式会社やまもと
設立:昭和41年11月 設立
役職:代表取締役社長
住所:
HP :http://s.tabelog.com/osaka/A2707/A270703/27050586/top_amp/
事業内容
酒類食品卸売業、
飲食店プロデュース
飲食店経営
社名:株式会社HEIZO KITCHEN
設立:平成28年8月 設立
役職:役員
住所:
HP :https://snabi.jp/facility/18791
事業内容
惣菜製造業、
障がい者就労移行支援事業所
就労継続支援B型事業所
会社の誕生
株式会社やまもと
当社は1966年の創業以来、先代ゆかりの地酒『山鶴』、そして私が修行した宮崎日南の蔵元の焼酎『平蔵』を主力商品として、
地元大阪の飲食店に、その小さな2つの蔵元の酒を卸す仕事を、生業にしてまいりました。
私の代になりそれと並行して、かねてからの夢であった飲食店経営を実現しました。店の屋号は『平蔵』。
そこでは造り手の視点から地元の生活者の方々へその良さを地道に紹介してきました。
あるきっかけで、学生時代に憧れて渡ったスペインで出逢った(バル)という業態の飲食店の経営に10年前から取り組み、地元では割と知られた店になることができました。
現在はその経験を活かして飲食店の開業プロデュースの仕事もさせていただいております。手掛けたプロデュース先は現在20案件を超え、中にはチェーン店として展開していかれる方も出てまいりました。
株式会社HEIZO KITCHEN
2016年に自店と、プロデュース先の飲食店の為の仕込み作業をする場所が別に必要となり、その事をふとした折に、私の息子が幼少の頃から所属していたラグビースクールのコーチ仲間として親しかった、重度の障害者福祉施設を運営する知人に話したところ、「ぜひその場所を、障がい者の方が自立するための工賃を稼いだり、希望の職種に就職できるように支援する、就労型の福祉事業所の機能を持たせて欲しい。そういう場所が要るねん!」とすすめられ、私もその案に強く意義を感じました。
そこで、セントラルキッチンと障害者支援施設の、2つの機能を持つ『メサヴェルデいしきり』を開所し、同時に『株式会社HEIZO KITCHEN』を福祉事業の運営会社として設立しました。
障がい者福祉事業新規参入の営利団体の我々には、業界の支持が集まらず、経営的に非常に厳しい状態がつづきました。それでも『コックさんになりたい!』『自分の本当にやりたい仕事を見つけたい!』『自分で生活の必要経費を稼ぎたい』といった、障がい者さんの切実なニーズに答えれるのは、私達しかいないと信じて、事業を継続してまいりました。
しかし、開業後約2年半もの間、当社の事業所の就労移行支援サービスを利用されるかたはほんの2、3人で、ついに今年の1月には存続の危機に直面しました。正直もうだめだ!とあきらめざるを得ない状況までメサヴェルデいしきりの事業は行き詰まっていました。
しかし、昨年12月の倫理の実践後、今年の二月に入るやいなや、突然当所の利用を希望する方々が殺到し始め、業界の方々からも、地域の有望な就労移行支援事業所として急に支持されるようになりました。一気に危機を脱し黒字へ転換したのです。
入会のきっかけ
15年前に飲食店の立ち上げ時に知り合った方と去年再会しその方のご講話に誘われたのがきっかけ。
その日の朝食会でほぼ無理矢理に入会宣言させられました。が、あの時強く入会を後押しされてなかったら一体どうなっていただろうかと思うとゾッとします。
転機となるような学びは?入会してよかった?
昨年末、道頓堀の塩中副会長の真の親孝行についての講話に感銘を受け、即実践したところ、今まで赤字にあえいでいた福祉事業が一気に開花し、黒字に転換しました。
私はいままで、本当に困ったときに、何度も人に恵まれて助けてもらってきましたが、このモーニングセミナーでの気づきによる実践直後に起こった出来事は生涯忘れ得ないほどの驚きでした。
倫理法人会に入会させていただき、2度ほどハーフ講話のチャンスも頂いた事で、私自身、自己肯定感が増し、プレゼン力も人間力もアップした事を実感しています。
本当に倫理法人会に加盟して良かったと感じております。
倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス
今後のビジョン
その実現のために、倫理法人会皆様のご協力を賜わる場面もあるかと存じますのでその節はどうぞよろしくお願いいたします。
倫理の学びはモーニングセミナーからだとつくづく思います。とにかく自分を律して朝起きを徹底して行い、講話をシャワーを浴びるように真っ白で素直な心で聞きまくってください。必ず自分の心に響くお話にぶつかりますので、そのときにとにかく一気に即実践してみてください。私の場合は、お墓参りと真の親孝行。それをきっかけに、すべてがびっくりするほど好転し始めました。
障害を持つ若者すべてが、当社の活動により、自己肯定感に満ちた状態で、明るく、喜んで毎日の労働に勤しめるよう全人格をかけてサポートしていきます。
【取材 監査 吉田慶/道頓堀倫理法人会】
【カメラマン スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】
2つの事業を手がけられている逞しい山本さんのお店は先代の想いを引き継ぎお店は隠れ家的にも、オシャレなデート場所にも、パーティ会場にも、即興演奏会場にも化けてしまう、まるでドラマに出てくるような居心地の良いお店です。陽気で楽しく、気の置けない暖かさを感じます。山本さんの懐の大きさが現れているのでしょうか。
二つ目の事業は、息子さんの腕の障害がきっかけではありますが、障がいを持つ子どもに対しての温かな眼差しや将来を考えたポジティブな言葉がけは、障がいを持つ子どもさんやその親にも力づけてくれることでしょう。
子どもたちが職業訓練という厳しさを乗り越え、仕事に就ける喜びを与えることの素晴らしさ、協力会社が増えて、雇用が広がることを願ってやみません。
素晴らしい事業展開をされていると感動いたしました。
【山本裕三氏の所属単会 → 道頓堀倫理法人会】
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。