GENKIな会員企業のご紹介

 

デクノ社会保険労務士事務所 社会保険労務士 相河健志氏にインタビューしました。
 

社名:デクノ社会保険労務士事務所
設立:平成27年6月
役職:社会保険労務士
住所:京都市中京区小川通蛸薬師上ル元本能寺町382 MBビル4階
HP:http://www.dechno.jp

 

事業内容

社会保険労務士業

 

会社の誕生

 

 

この事務所を開設する前にも個人で社会保険労務士事務所を3年、仲間と社会保険労務士法人を2年運営していました。ただ、法人化してみたものの上手くいかず、また一人の個人事業主に戻ってゼロから再スタートしたのが平成27年6月です。

思い返してみると、プライベートでの離婚の話もあり、どん底からのスタートでした。

おかげさまで現在は、大阪、兵庫、京都、滋賀と多くのお客様に支えられながら活動しています。

業界は、特にこだわりはないんですが、介護や保育といった福祉の業界、総合病院やクリニックなどの医療関係のお客様が多いです。求人とスタッフの定着に強みがあるから、人手不足の医療福祉業界のお客様が増えたのかもしれませんね。そういった意味では、お客様は「人のことで困ってる会社」と言えるかもしれません。

入会のきっかけ

 

 

現茨木の会長の藤原優里さんと山根寿豊さんに誘っていただいて、初めて高槻市のモーニングセミナーに参加したのが平成28年2月28日。中間目標か何かがかかってたんでしょうか(笑)、当時の松田勝也会長が会長あいさつの中で、じっと僕の目を見据えながら「なんとしても今日中に一人入会、なんとしても今日中に一人入会」と繰り返し繰り返しおっしゃってて。僕も、ついうっかり「なんなら僕が入りましょうか?」と言ってしまったのがきっかけです。

僕ほど純粋な理由で倫理法人会に入会した人は少ないかもしれませんね。100%純粋に「出来心」です(今では、優里会長、山根さん、松田相談役には感謝していますよ^^)。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

佐藤SVの倫理指導ですね。

当時は、お恥ずかしい話ですがウチに社員が定着せず、入社してくれてもすぐに退職してしまうの繰り返しでした。あの頃に一番長く勤めてくれた社員は、3ヵ月だったかな(笑)。

そんなころに専任幹事のお話をいただいたんですが、そんな状態で受けてもいいのか…、ずっと体調不良だったこともあり(後に「パニック障害」と解りましたが)、そういった諸々をご指導いただきに上がりました。

佐藤SVは、一言「病気なんかクスリでは治らんで」と。(※編集注:個人の意見です)「お前は、なんでも真正面から受け止めて、それを全力以上でやって、適当に手を抜くとか受け流すってことができんやろ!? で、しんどくなるんやろ? お前のその性格は治らん」とも。「お前をそんな性格に産んで育ててくれたんは、誰や? ちゃんと親やご先祖様に感謝できんうちは、何やってもしんどいだけやぞ」こんな風に言われました。

衝撃でした。

実は、離婚した妻と姑・小姑の仲が決定的に悪く、僕自身も20代後半からずっと親兄弟とは絶縁状態でした。でも、それは親を思う気持ちの裏返し。気持ちが強かったから、逆に反発していたのかもしれません。

佐藤SVにご指導いただいたことを不器用に実践し、今年は母親と一緒に石垣島に旅行に行くことまでできました。母からも「母は幸せです」との言葉ももらいました。

倫理に入ってて本当に良かったです。

親の存在に感謝できるようになったことで、自分自身のことも認めることができるようになり始めました。いつも自分を否定していた人生が、変わる転機になりました。倫理に入ってなかったら、一生、自己肯定感のないままの人生を送っていたんだろうと思います。

本当に不思議なもので、倫理指導を受けて1年以上経ちますが、長くて3ヵ月しかもたなかった社員も、しっかり定着するようになりました。倫理指導以来、全社員が辞めることなく勤務してくれています。産休・育休をとった社員も2名。今も1名産休中ですが、育休が終わり次第、復帰したいと言ってくれています。嬉しいことですね^^

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

“やり続けることができる経営者”と“途中であきらめたり、投げ出したり、妥協したりする経営者”、あなたはどっちの経営者になりたいですか?という問いに尽きるかもしれません。

禅の言葉に「心は形を求め、形は心をつくる」というものがあります。ウチがお客様のところの社員さん向けにやってる「人間力向上研修」でも言ってるんですが、人間を磨いていくには、「形」、すなわち行動や態度、言葉といったものを整えていくことが大切です。倫理法人会は、この「形」をしっかり教えてくれます。

ひとつひとつは、たいした「形」ではないんです。例えば、靴を揃える、とか、朝起きする、とか。でも、その「たいしたことない形」を継続して実践していくことで、“やり続けることができる経営者”になれるはずです。だって、「形は心をつくる」んですから。

「たいしたことない形」かもしれませんが、それをやり続けられる仕組みが、倫理法人会にはあると感じています。

また、ずっとやり続けている素晴らしい経営者の方もたくさんいらっしゃいます。そういった経営者と知り合って刺激をいただけるというのもいいところですね。

今後のビジョン

 

 

「働き方改革」で、どうしても制度のことに目が行きがちですが、本当に大切なことは何なのかをお客様と一緒に考えていきたいです。単純に残業がなくなれば幸せなのか、有給休暇が増えれば幸せなのか。本当に幸せなことは、仲間やお客様に喜ばれる仕事をすること、「ありがとう」をたくさんいただくことではないでしょうか。

手前味噌ですが、僕自身、お客様から多くの「ありがとう」をいただくことがあります。言葉や花束だけじゃなく、中には感謝のお手紙まで。本当にありがたいことです。この感動を、自社スタッフ、お客様のところの社員さんにも味わってもらいたいと願っています。

お客様からいっぱいの「ありがとう」をもらえる社員を育てていきたいですね。これは、自社スタッフだけでなく、お客様のところの社員さんも含めて。お客様のところの社員さんが、いっぱいいっぱい「ありがとう」をもらえてるって、最幸じゃないですか。

【取材 幹事 福嶋保雄/高槻市倫理法人会】
【カメラマン 株式会社PhotostudioS 杉谷昌彦/堺市北区倫理法人会】

自宅や職場から遠い高槻市の専任幹事の多くの仕事をされた上に、いつもにこやかにふるまわれている雰囲気からは想像もできないことを経験されてきていたことにビックリしました。こうして、身近な方の経験、倫理体験を共有いただき、自分化することが大事な事と再認識させていただいた今回の取材でした。

【相河健志氏の所属単会 → 高槻市倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。