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株式会社 松よし人形・人形工房 松寿(しょうじゅ) 代表取締役・工房主宰・節句人形工芸士 小出道子氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社 松よし人形・人形工房 松寿(しょうじゅ)
設立:1973年12月【創業1960年】
役職:代表取締役・工房主宰・節句人形工芸士
名前:小出道子【二代目 小出松寿】
住所:〒557-0843 大阪府東大阪市荒川1丁目10-4
URL:https://matsuyoshi-doll.co.jp/
人形工房松寿 (https://koubou-shouju.com)

▼事業内容
雛人形・市松人形・尾山人形の製造卸
オリジナル球体関節人形(あや)の製造販売
各種関連製品の開発及び製造販売
オフィシャル通販サイト運営
https://koubou-shouju.shop/
https://www.doll-aya.com/

会社の誕生

昭和35年(1960年)に先々代の祖母【初代 小出愛(めぐみ)】が東大阪市足代にて松よし人形店を開店。
昭和38年、それまでも先々代に師事し人形作りを学んでいた先代の父【初代 小出松寿】が松よし人形店を継ぎ、尾山人形の製作に打ち込み、以降も雛人形、市松人形、球体関節人形など様々な人形制作に取り組む。
コンクールでも多くの賞を頂き、先代の父は2014年には大阪府優秀技能者(なにわの名工)に認定、2018年には大阪府産業功労賞を受賞。
私も2004年から技術を継ぐべく入社、2017年に父も持つ節句人形工芸士(全国でも約70名程)に認定。
2018年に代表取締役に就任 2021年、父の急逝により二代目小出松寿を襲名。
先々代より受け継がれた技術と情熱を大切にしながら日々人形作りに勤しんでおり、現在、松寿の人形は6名の節句人形工芸士を中心に生み出されています。

入会のきっかけ

知人数名(天王寺の会員)が工房見学に来て下さったのですが、その中のお一人がたまたま忘れ物をされてしまい、「郵便で送って下さい。」との事でしたが、お礼も言いたかったし直接お渡ししたいと思い、お誘い頂いていたモーニングセミナーに参加がてら返せたらと、昨年の9月に参加させて頂き、講話者の佐藤福男法人スーパーバイザーのお話や全体の感じが当社の経営理念、社是、先代の教えに非常に通ずるところがあり、悩むくらいならやってみようの精神で入会しました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

モーニングセミナーに参加する度に思考の滞りや癖を取り去ってもらっています。入会して良かったです。
田畑章法人スーパーバイザーに倫理指導を受けた時に言われた言葉。
『正しさより明るさを大切にしなさい』
まだ出来かねているところがありますがいつも心に留めています。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

1人だけでは思い至らないことでもモーニングセミナーでのご講話からたくさんの気づきと感動を頂けます。
そしてそれだけではなく実践を積まれる方が周りにいっらっしゃるので大変心強く、自分もやろう、きっと出来るという力が湧いてきます。

今後のビジョン

日本の美しい文化の一つ雛祭りを幾久しく続け繋げていけるように、飾りたくなるお雛さまをこれからも製作していきます。
世界に誇れる日本のものづくり精神と確かな技術を広く多くの方々に伝えていきたいです。

【取材 大倉昇/大阪天王寺区倫理法人会/副専任幹事】
【写真 写真スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

はじめてご挨拶をさせて頂いた時に小柄な優しい印象、お話を聞かせて頂くと鋼のような心と揺るぎない情熱の凄さに感動致しました。
それはお人形作りにも表れており、気の遠くなるような作業を妥協することなく繊細かつすごく丁寧な作業で、愛情と熱意を注ぎ、まさに育て誕生させる
60年以上前からはじまった先々代・先代の思い魂を曇らすことなく、小出社長が常に心の中でピカピカな状態で持ち続けているというような印象でした。
小出社長は、お人形さんに触れる事によって人々が幸せな気持ちや優しい気持ちを持ち続けて欲しいと、本当にお人形さん達が優しい愛くるしい表情で、工房を案内していただくと展示されているお人形さんから、まさに受け継がれてる伝統技術と、日々革新する驚きがあり、みなさんも是非工房に訪れて体感して欲しいです。
小出社長はじめ、作業している皆さん、先々代、先代の情熱と愛が随所に感じ取れます。
本当に素敵な体験をさせて頂きありがとうございました。

【小出道子氏の所属単会/大阪天王寺区倫理法人会】
2022年12月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。