高橋満穂税理士事務所 所長 高橋満穂氏にインタビューしました。
▼企業情報
社名:高橋満穂税理士事務所
設立:昭和55年4月
役職:所長
住所: 大阪府高槻市高槻町5-23
URL:https://www.tkcnf.com/takahashikaikei/office
▼事業内容
▦社長の夢を実現させるお手伝い
(単年度計画、中期経営計画)
▦経営計画の定期的なフォロー
(月次訪問による巡回監査の実施)
▦資金繰り対策のバックアップ
(提携銀行:三菱UFJ 他に対する斡旋・推薦)
▦世代を超えた「ま心」のバトンタッチ
(相続対策、事業継承)
▦不動産(土地等)の有効活用
(積水ハウス㈱、大和ハウス工業㈱等との提携チャンネル)
▦企業の現況をより早く的確に社長に把握してもらうために
(FX2による社内自計化)
▦申告内容の正当性、正確性の証明
(行政、銀行、第三者に対して私共が税理士として証明します。
▦税理士法33条2-1項の書面添付による行政に対する信頼性の向上
(記帳適時性証明書の添付による金融機関さん等に対する信頼性の向上)
会社の誕生
両親の仕事は八百屋であり、朝早くから働いている姿を見て引き継ぎたくはないと思っていた。そんな中で簿記のテストを受ける機会があり、満点を取ったことをきっかけに数字を扱う仕事が向いているのだと思った。そんな折、友人から税理士という仕事があることを聞き、それなら自分に向いているかもと思いスタートした。
20歳から税理士試験の学習をはじめ、7年かけて合格。その後3年間の実務経験を積んで30歳で事務所を開業した。
当時は自分一人で行っており、夢は家族みんなが食べていける最低ラインの顧客数の獲得だったが当時は全く勇気がなかったため、営業などは全くできず、知り合いからの紹介などを通じて仕事を受け、そのつながりから次の仕事へとつながっていき、目標顧客数には1年半かかった。その1年半の間は奥様が生活を支えてくれていたこともあって頭が上がらない。
入会のきっかけ
Facebookがはやり始めた時期のこと、とある人物が犬の散歩の映像を上げており、犬が好きだった私は「いいね」を押すなどしていた。そんなある日、その人物から一通の招待状が届いた。内容は現在のHBK(北摂ビジネス交流会)の案内だったのだという。全く面識もない人からの招待ではあったが、たまたま日が空いており、参加してみることに。
その正体主は現在高槻市倫理法人会の相談役になられている方であるが、その時は全く知らずに参加。その日にモーニングセミナーにも誘われた。何の因果かちょうど別の朝の勉強会を辞めたところだったため、一度行ってみようくらいの軽い気持ちで行ったのだが、そのまま即入会を決めてしまった。
理由は今思えば直観的に高槻市倫理法人会のメンバーの人柄に好意を抱いたことだと思う。
転機となるような学びは?入会してよかった?
学びと言えば一番思い浮かぶのは100日実践。倫友の一人から「人は変われる」と言われ半信半疑ながらその人から言われた「100日何かを続けてみろ」という言葉をもとにくつをそろえる実践を始めた。正直何が変わったのかは自覚が無い。
しかし、今ではそろえるのが当たり前になっており、そうなってみてから奥さん伝いで息子から「かわった」と言われていることを聞くようになった。あまり実感はないが何かは変わっているらしい。
正直続いていることが不思議ではある。理由はわからないが、自分のことを振り返ってみれば、やめていてもおかしくないことは数多く合った。
しかし、不思議と金曜日の朝になれば会場に向かっている。思い返せばたくさんの壁にぶつかってきた。そんな折には必ず「万人幸福の栞」を読んでいた。
すると、自然と答えがそこに書いてある経験は山のようにしている。また、倫理法人会に入って、仕事への向き合い方が大きく変わったようにも思う。がむしゃらに食べるため、良い生活をするために働いてきた過去もあったが、ふと「なぜ働いているのか?」を自問する時期があり、今ではそれは誰かに喜んでもらうためという自分なりの答えも出ている。続けているのはこう言った学びが続けることによってあった経験があるからかもしれない。
倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス
言えることがあるとすれば「昨日と違うことをやってみては?」という一言に尽きる。最近も相変わらず壁に頭を打つことが度々訪れるが、そんな時にある友人から「あかんかったらいりぐちにもどってみたら?」と言われた。その瞬間に「たしかにな」と思い一歩引いた位置から見てみることが出来た。
そのようなもので、いつもと違う、昨日と違うことをすることできっと見えるものもある。まずは一か月やってみるといい。もしかしたら何かすぐに変化があるかもしれない。
今後のビジョン
現在の課題は「後継者育成」である。現在73歳になったが、あと7年後の80歳を期に引退はしようと思っている。その中で長男がもうすぐ税理士の試験を通ると思われるため、その状況を見つつ、少しずつ仕事を渡していけたらと思っている。本当は75で引退と思っていたが、もう少し頑張っていきます。
【取材 畑侑佑/高槻市倫理法人会/幹事】
【写真 畑麻子/高槻市倫理法人会/幹事】
長年倫理を学んでこられたことで、素晴らしい変化があることを感じさせてくれるインタビューでした。語られる内容は私にとってはすごい内容であるにもかかわらずご本人は何でもないように語られており、また、現在もまだまだ成長することがたくさんあるようにまっすぐに進んでおられることも感じました。純情で謙虚なその姿勢をお聞き出来た、とても学びの深いお時間を頂けて幸せです。
【高橋満穂氏の所属単会/高槻市倫理法人会】
2023年5月掲載
※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。