下川隆行 | 会員企業紹介 | 一般社団法人倫理研究所大阪府倫理法人会

会社の誕生

堂島のホテルで和食レストランの板前をしていた時に、居酒屋を２店舗経営している地元の先輩がおり、そのうち１店舗を閉めるので、やってみないかというお話をいただきました。
社会に出てから20年以上、ゆくゆくは自分のお店を持つことを夢見て板前として腕を磨いてきたのですが、そのチャンスが思いがけず巡ってきたのです。
自宅を改装したくらいの小料理屋をイメージしていましたが、その店舗は３フロアもあって60席あるお店でした。
その規模に正直ビビってしまったのですが、妻が「一緒に頑張るよ」と言って背中を押してくれたおかげで、このチャンスをつかむことができ、自分の店を持つという夢が叶いました。

お店のことについていろいろと相談している師匠が堺市にいるのですが、師匠の知り合いの方で堺市北区倫理法人会の会員さんがおられて、倫理のことを紹介いただきました。
師匠が言うんだから間違いないと思い、モーニングセミナーに参加しました。
行く前に話しは聞いていたので、そこまでは驚かなかったのですが、やはり元気の良さがとても印象的でした。
学生の頃はボクシングをしていて、体育会系には慣れていましたので、即入会を決めました。
ただ、お店を閉めて、寝ることができるのが夜中の2時頃なので、朝起きるのがとっても大変なんですが、ここに通えば成長できると思うのと、そうなるように自分に期待をして何とか眠い目をこすりながら通っています。

ずっと体育会系で育ってきたこともあって、目上の人に対しては礼をつくすのですが、後輩に対してはあまり気を使うことがなかったんです。
ですので、お店では自分が一番目上の存在で、パートやバイトの子に対して自分から挨拶することがなかったんです。挨拶してこない子に対してはちょっと怒っていました。
でも、倫理は違いました。先手の挨拶ということで自分から挨拶することを教わりました。
それからは自分から率先して挨拶するようになり、お互いに挨拶するようになりました。
小さなことですが、お店を回していく上でとっても大切なことを学んだと思っています。
また、新型コロナの流行で売上が落ちたときに、倫理指導を受けたのですが、毎週毎週、お客様のためになることを考えて実践するということやりました。
常連のお客様には名前をつけて「〇〇さん、いつもありがとうございます」と呼ぶとか、ほんとに小さなことの積み重ねでしたが、そのおかげもあって目標としていた売上を達成することが出来ました。

入会を迷っている方がいましたら、ぜひ倫理の世界に飛び込んでみてもらいたいと思います。
僕は、無口な人間で話すのが苦手なので、明朗を手に入れるために、倫理に通っています。
モーニングセミナーに行くと素敵な方が多く、自然と明朗な世界へと引っ張って行ってくれます。人間、どんな環境に身を置くのかが重要だと言いますが、ほんとにその通りだと思います。
そして、モーニングセミナーに通っていると、自分がチャレンジすべき課題が見つかります。
いま、あまりしゃべらない男の子がバイトで来てくれているのですが、その子が成長するためには自分がどう変わるべきなのか考えてチャレンジしています。

今後のビジョン

いま、飲食業界はあまり人が集まってくる業界ではなくなっています。料理人も成り手が少なくなってきています。
そんな中、大島啓介さんのナイトセミナーに参加した時に、「居酒屋は愚痴を言いに来る所ではない。夢を語りに来るところだ。」という言葉に出会いました。
自分の店も来店されたお客様が、夢を語りたくなるような店にして、少しでも飲食業界を盛り上げたいと考えています。
それには、店長である自分がもっと変わらないといけないと思うので、これからも眠い目をこすってモーニングセミナーに通い続けます。

【取材　江川昌克／泉州倫理法人会／監査】
【撮影　Syoji Photo　山本祥司／泉州倫理法人会／広報副委員長】

端から見ていても話すことが苦手なのが伝わるのですが、下川さんのすごいところはそこから逃げずに、あえて飛び込んでいくところです。
さすがは、ボクシングで高校2年生の時に近畿チャンピオンにまでなった下川さん。殴られても、殴られても、立ち上がる不屈の精神でチャレンジしているんだと感じました。
（どんなボクシングスタイルなのかは知りませんが・・・）
これからも笑顔と感謝で泉州の飲食を盛り上げていってください！

【下川隆行氏の所属単会／泉州倫理法人会】
2023年9月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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