GENKIな会員企業のご紹介

 

合同会社ZEFORL 代表 山﨑孝大氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:合同会社ZEFORL 訪問看護ステーション新樹
設立:平成31年1月合同会社設立、平成31年4月訪問看護ステーション開設
役職:代表
住所:大阪府大阪市東淀川区大桐3-16-15
URL:https://shinjustation.co.jp

▼事業内容
看護師とリハビリ専門職が病気や障害を持つ方々のご自宅を回りケアやリハビリを行う。ご利用者様が安全に安心して生活を送ることができるように機能の維持・向上を図る。ご利用者様の生活を第一に考えて、熱意をもって意欲向上に努め、生活が光輝くように、日々切磋琢磨して、誠心誠意を尽くして、質の高い医療サービスを提供する。

会社の誕生

訪問看護施設の開設は平成31年4月、現在6年目になります。
共同創業者である『相方』とは、現在で13年の付き合いです。社会人1年目に病院に就職した時からの同期で、次の転職先も同じというご縁。
リハビリ専門職として7年目の頃、その時の職場と合わず退職しようか迷っていたある日、相方と一緒に銭湯に行くことがありました。湯舟につかって「二人で会社辞めて、一緒に会社を設立しよう。今までお世話になった所や色んな所に顔を出して、二人で一生懸命動き回って頑張っていこう!!」と意気投合し、『裸の決意』をしたのです。その頃、同じ志を持っていた3人を誘い、5人で会社をスタートしました。相方と二人、30歳になる頃でした。

入会のきっかけ

右も左もわからない状態で経営者になったので、当然最初は会社の運営も上手くいかず、相方とも毎日ぶつかっていました。
そんな中、当時参加していた異業種交流会で出会った山上真由子さんに勧められ、初めて倫理法人会のモーニングセミナーに参加しました。その時はすぐに入会宣言できなかったのですが、後日のモーニングセミナーで、常々お世話になっている川村義肢の川村社長の講話があると知り、自分で参加申し込みをして話を聞きに行きました。そこで川村社長が、大きな借金があっても明朗な心で苦難を乗り越え、決して諦めずに会社を大きくした話がとても心に響きました。また、決められた中でも個々が自由に働く『放牧経営』のお話がとても印象的で、こんな職場にできたらいいなと思いました。
苦難の真っただ中にいた私は、背中を押されるように入会を決めました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

相方との考え方の違いにより会社の雰囲気が悪くなり別々の道を考えていた頃、当時大阪都島区倫理法人会の会長でした松藤さんから『両輪を合わせる話、コップの受け入れの話』を聞く機会がありました。左右の車輪の大きさや方向が揃ってないと上手く前に進めないので、お互いが合わせることが大事。コップを下向きにしていると話を受け入れられないから、上向きにして相手の話もしっかりと受け入れる心を持つことが大事。これだ!と思い実践したところ、共同経営者の相方との関係性が良好になっていきました。
また、赤字脱却のため奮闘していましたが、モーニングセミナーでの挨拶、姿勢、声を出すなどの実践は仕事にも直結していき、「最近元気がよくなったね、礼儀がよくて気持ちがいいね」と利用者様から褒められるようになり、ケアマネージャーさんや相談員の方からの紹介も増え、会社開設から約半年で黒字化できました。
倫理指導は、当時大阪府倫理法人会の副会長をされていた森勲さんから受けました。ちょうど事務所拡大期と倫理法人会でのお役が重なり、スタッフから不満の声が出始めた頃でした。イライラしている心情が堰を切ったように溢れ出しましたが、「あなたの原点は何ですか?」と聞かれた時に、この仕事に就くきっかけになった大好きだった祖父のことを思い出したのです。難病を患った祖父を助けたかった気持ちが、今の仕事の原点になっている。目の前の忙しさばかりに気を取られ、大切なことを忘れてしまっていたと気が付き、その場で涙してしまいました。そこから、祖霊迎拝の倫理を忘れず、人に感謝して接するようにすると、相方やスタッフとの関係性も良好になりました。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

『万象我師』周りのすべての事象から純粋な心で学び続けることです。
栞に書いてある事、倫理での学びなど、身の回りのこと全てが学びに繋がります。素直な気持ちで自分に置き換えて実践してみて下さい。
他にも『尊己及人』、常に謙虚に相手に尊敬の意を持つこと。
『反始慎終』、初心を忘れず日々を大切に過ごすこと。
『感謝の力』、心からの感謝で周囲が変わっていくこと。
『人生神劇』、自分自身が見る世界の中心は自分であり、心に強い芯を持って全てを楽しむこと、など。
私は今でも純情な心で学び続け、成長し続けることができています。倫理法人会に入って本当によかったと感謝しています。

今後のビジョン

今後のビジョンは4つあります。
① 訪問看護ステーションとして本年中に支社を立て、看護師さんを増員する。
② 高齢者や障害者が入居できる施設を作り、より多くのご利用者様の力になる。
③ 居宅介護支援事業所を設立し、ケアマネジャーと共に事業のさらなる拡大を図る。
④ 自費サービスの拡大を図り、パーソナルジムを設立して予防にも力を入れる。
これからも、相方と支えてくれているスタッフと共に、利用者様のことを第一に考える理念を忘れず成長していきます。

【取材 薬師寺洋子/大阪都島区倫理法人会/幹事】
【撮影 映心道 代表 岸裕亮/大阪都島区倫理法人会/幹事】

インタビューをしていて一番に感じたのは「倫理の申し子みたいな人だな」という事です。足りないところがある自分を受け入れて、常に倫理の実践や学びに基づき行動し、感謝を忘れず、明朗愛和に過ごされていて、若いのにすごい人だなあと思いました。
何より、設立から6年間、相方さんを含むスタートアップの5人が今でも全員揃って頑張っていることが素晴らしいです!
それはひとえに、山﨑さんの人柄と学びと実践の賜物だなと感じました。

【山﨑孝大氏の所属単会/大阪都島区倫理法人会/副専任幹事】
2024年7月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。