GENKIな会員企業のご紹介

株式会社meetsプラス 代表取締役 中谷剛氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社meetsプラス
設立:2024年12月(開業2011年10月)
役職:代表取締役
住所:大阪府八尾市植松町5-6-10 橘第二ビル1F
URL:https://meets-n.com/company/

▼事業内容
美容業
・美容室
・ドライヘッドスパサロン
・アイラッシュサロン
・フォトスタジオ

セミナー業
コンサルティング業務

会社の誕生

美容業界には18歳の時から入りまして、当時は見習いとして大阪市内の美容室で働いていました。その時にとあるお客様の髪の毛を洗っていた時、まぁ覇気のない表情をしていたんでしょうね、そのお客様から次のようなことを言われたんです。 「あなた新人さん?この業界のことを何か不平不満とか言いたくなるかもしれないけど、10年選手って知ってる? 10年間頑張ってみなさい。そうすればこの業界のことがわかるようになるから」。この言葉を私は素直に受け止めたんですね。そして決めたんです。10年後に自分の店を持つと。
とは言え、ずっとその思いを抱いていたわけではなくて、経験と実績を積むにつれて、大手サロンでトップスタイリストとして活躍できるようになっていたんですね。同時にプライベートでは結婚もして子供も生まれているような時期でした。ただそのサロンは激務で、毎日の帰宅の時間が24時を過ぎるような状態でした。 それを見かねた妻から一言、言われたんです。「いつまでそのような生活を続けるの?看護師の私が外に出て、あなたが家に入った方が世帯収入が増えるんだけど」と。その言葉を受けて、私は低料金型の美容サロンへの転職をすることにしたんです。 そこでは18時に仕事が終わるので、人間らしい生活を取り戻すことができました。ですが、そのサロンでは今まで私が培ってきたスキルや経験を生かす場がなくて、次第に気が病んでいくようになっていたんです。仕事が終わっても家にすぐに帰ることが嫌で、 帰り道の途中の公園のブランコに乗りながら、ぼーっと空を眺めるような日々になりました。そして、ある時、ブランコに乗っている僕はなんと、タイムスリップしたんです!この話をすると「そんなアホな」と言われることが多いですが、本当なんです。10年前の 冒頭に話したお客さんから言われた話が蘇ってきたんですよね。そしてその直後に現実に戻ります。「あの時から今何年経った?」。振り返ると28歳になる年の27歳の時、ちょうど10年目を迎えていたのです。その直後に僕の全身にびびっと電気が走ります。 そしてすぐさま思いました。よし!今から起業しよう。そして僕は動き出したんです。
こんな流れですから、準備も何もありません笑。お金も人もお客様もゼロからスタートです。加えて妻とのバトルもあり笑、紆余曲折を経て起業することが実現しました。※個人事業として約3年。その後、2014年に法人化。現在10期目になります。妻にはいつも尻に敷かれております。笑

入会のきっかけ

八尾市倫理法人会の相談役でいらっしゃる高木幸賢さんが既知の友人で、高木さんが主催のランチ会の時に、高木さんの奥様が八尾市法人会モーニングセミナーで講話をされるということで、一度行かせていただこうということで、モーニングセミナーに参加したのがきっかけです。MS当日は「良い話が聞けたなあ」程度で、入会するつもりも全くありませんでしたが、現場で強烈なクロージングに押されて入会することになりました苦笑。

転機となるような学びは?入会してよかった?

入会してからは、モーニングセミナーに行ける時に行こうかな、というレベルで2−3週に1度位モーニングセミナーに通う程度でしたが、徐々に前向きになっていきます。八尾市倫理法人会の主催のナイトセミナーに参加したときのことだったんですね。その時の登壇者が当時大阪府倫理法人会の副会長でいらっしゃった鈴木さんだったんです。そのナイトセミナーの懇親会の場で印象的だったのが、鈴木副会長がつまらなさそうに過ごしておられたんですね。その時に、「あ、私に似ている笑」と思ったんです。実は私も懇親会の場のような盛り上がった雰囲気が苦手な方で、マイペースで過ごすことが好きだったんですね。
経営者というものは皆んなと盛り上がり、飲み会も大好き、そうでなくてはならない、という固定観念がありましたが、鈴木副会長の様子を見て、そうじゃなくてもいいんだと安心した記憶があります。いろんな人がいて良いんだと思えた瞬間だったんですね。そこで倫理指導も受けてみようと思い、自ら進んで鈴木副会長に倫理指導を申し込みました。
倫理指導では「職人としてなのか、経営者としてなのか、進み方を決めなさい」だったり、「会社の経営方針などを作ったのであれば、経営者はそれを伝え続けなければいけない」と言う指導を受けました。倫理指導を受けるようになった頃から、もっとしっかりと倫理に関わっていきたいと思うようになって、いろんなお役を受けたりですとか富士高原センターの富士研にも参加するようになりました。倫理実践のおかげか、会社経営の中でも「倫理体験」と感じる経験も得るようになりました。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

皆さんが倫理に入ったのは何かのご縁です。一度騙されたと思って、まずはモーニングセミナーに来て、お役を受ける。富士研に行く、倫理指導にいく。倫理実践をする。など、一通りのことを「実践」してみてください。きっと、見えてくるものがあると思います。

今後のビジョン

弊社は美容室、アイラッシュサロン、フォトスタジオ、ドライヘッドスパなど、多店舗型の美容業を展開していますが、事業を通じて、真っ白な若い社員たちを「一人前に育てる」という「人材育成」に重きを置いています。その中で培ってきた人材育成のスキームを体系化して、社内のみならず、ご縁ある会社や組織に対して人材育成サポート事業を展開していきたいと考えています。


【取材 根岸 健太郎/八尾市倫理法人会/幹事】
【撮影 Syoji photo 代表 山本 祥司/広報副委員長】

中谷さんの強みは「妄想癖」です。子供の頃から一人遊びが好きで、それが高じて妄想癖という武器を獲得されました。願えば、叶う。ブランコでタイムスリップの話は面白かった!
そんな中谷さんの話を聞きに八尾にお越しください。

【中谷剛氏の所属単会/八尾市倫理法人会】
2024年11月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。