GENKIな会員企業のご紹介

有限会社三幸製作所 代表取締役 石田正人氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:有限会社三幸製作所
設立:1975年
役職:代表取締役
住所:大阪府和泉市テクノステージ1丁目3-8

▼事業内容
圧力容器の製造
鋼構造物の製造
各種製缶、各種配管工事

会社の誕生

1975年に父が岸和田市作才町にある、ガレージに毛が生えたような小さな工場で石田鉄工所を立ち上げたのが始まりです。2025年でちょうど創業50年になります。
3名で事業をスタートさせた当初は、孫請けの仕事ばかりでしたが、地道にコツコツと取引先を増やし、徐々に事業を拡大していきました。
小さな工場では手狭になり、つくれないものが多くなってきて、岸和田市稲葉町に少し大きな工場を借りました。その際に社名を三幸製作所へと改名して、新たなスタートを切ります。
仕事も順調に増え、つくるものがどんどん大きくなっていきました。そこで、1998年にできた和泉市のテクノステージに移転してきたのが2001年のことです。新しい工場では大きな製品も扱うことができるようになり、今では社員が12名になり日々モノづくりに励んでいます。

入会のきっかけ

2022年の6月に建設業許可を申請することになり、税理士さんに相談したところ紹介してもらった行政書士さんが、中村専任幹事でした。偶然にもうちの工場長とその税理士事務所の担当者さん、そして中村専任幹事が同じ中学校の同級生であったこともあり、ご縁を感じていました。
最初は4S(泉州スマートスピーチスクール)にお誘いいただきました。4Sは泉州倫理法人会のメンバーが中心となって、人前で話すことをテーマに開催しているスクールですが、以前から話すことに苦手意識があり克服したいと思っていたので、よく参加するようになりました。もちろん倫理法人会にもお誘いはいただいていたのですが、4Sだけでいいと1年ほど断っていました。ですが、熱心にお誘いいただいていたので、とうとう入会することにしました。
いろんな方の講話を聞くことで新しい発見がありますし、人見知りすることもあまりなくなり、今では本当に入ってよかったと思っています。

転機となるような学びは?入会してよかった?

倫理法人会に入会して一番大きな学びだったのが、「笑顔」です。倫理の人は笑顔の方が多いですよね。笑顔が笑顔を呼び寄せ、幸せが広がっていくように感じて、本当に大切なことだなと思えるようになりました。
そこでふと、自分の身の回りを思い浮かべてみると、当社では障がいを持った子を3名雇用しているのですが、その一番初めに雇った子がいつも笑顔でいることに気付いたんです。朝、会社に来た時から帰る時まで常に笑顔でいるんです。見ているとこちらも元気になってくるんですよね。明朗でいることの大切さを彼から教えてもらいました。
また、同業者の集まりで話している時は、どうしても同じ顔触れで毎回同じような話題になりがちですが、倫理では他業種の方の話が聞けるのでとても参考になります。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

いま、経営者育成委員会に参加しているのですが、そこでいつも個人事業主の会員には従業員さんを雇って経営をしてほしいと話しています。仕事のことを自分一人で考えているより社員さんと一緒に考えることで200%以上のチカラが出せます。
そして、早く雇用の難しさを体験してほしいと思っています。色んな壁にぶち当たった時に、倫理での学びや仲間が助けてくれます。経営の先生となる人が倫理にはたくさんいるし、いつでも相談ができます。他業種の方には相談もしやすいですしね。

今後のビジョン

これからの時代を見据えて、機械化に取り組んでいます。数ヶ月前に材料をカットする機械を知り合いの鉄工所と一緒に作り上げたのですが、人がカットしていた時より5分の1の時間で加工が出来るようになりました。重い材料を手で積み下ろしする必要がなくなり、作業員の腰痛も良くなりました。作業が楽になった分、人間は技術力を向上させて、出来ることの幅を広げていきたいと考えています。
また、今後は紙の図面をなくして社員みんながタブレットを持って進捗を管理し、リアルタイムに工程を把握できるようにしたいですね。
そんな職場になれば工場勤めのイメージも変わり、若い子がモノづくりの現場で働きたいと思うようになるのではないかと思い描いています。

それと、我が社では障がい者の雇用を進めています。たまたま居酒屋で支援学校の進路指導の先生と出会ったのがきっかけで、障がい者実習を引き受け、それから雇用もするようにまでなりました。これからはできれば障がい者の割合を半分にして、健常者との分け隔てなく、皆が笑顔になって、楽しくものづくりが出来る会社をつくることが私の目標です。


【取材 江川昌克/泉州倫理法人会/副会長】
【撮影 Syoji photo 代表 山本祥司/広報副委員長】

1年間は入会を拒まれていましたが、入会するとすぐに率先して準備から参加し、朝食会でもきめ細かく動いてくれています。実直に皆のために場を作っているその姿は、日本のモノづくりを支える鉄工所そのものだと感じました。これからもニコッと微笑む静かな笑顔で泉州を支えてください。

【石田正人氏の所属単会/泉州倫理法人会】
2025年3月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。