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TAILWIND idea×design (テイルウィンド アイデアデザイン) 代表 西本由利絵氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:TAILWIND idea×design(テイルウィンド アイデアデザイン)
設立:平成31年2月10日
役職:代表デザイナー兼ライター
住所:大阪府大阪市北区中崎2-3-17

会社の誕生

大阪の会社でデザイナーとして働きながらも、印刷や物販業務もあり、デザインだけに集中したいと、東京のデザイン事務所に転職しました。
しかし、社内に缶詰状態でデザインだけをするのは自分に向いておらず、上司からは「君はグラフィックデザイナーに向いてない」とまで言われ、半ばクビのようなかたちで退職。
自分のやりたい、やりがいを感じるデザイン仕事をするには独立しかないと、開業を決意しました。

入会のきっかけ

独立後、人脈を広げようと動き始めましたが、コロナが流行し、多くの交流会等ができない中、吉田弘人さんが倫理法人会に誘ってくださったのが最初の出会いです。
ただ、初めて参加した時は驚きと戸惑いの方が大きく、すぐには入会しませんでしたが…
その数か月後、癌により父が他界。その父とのわだかまりを残したままであることに悩み、再度、倫理法人会を訪ねてみた際の講話に共感し、自分も学んでみようと入会しました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

私の中での転機は主に2つです。
まず1つ目が、倫理経営講演会という、年に1回の大イベントの実行委員長を務めさせていただいたことです。
どちらかというと目立ちたくないタイプなので、前に立つのは苦手だったのですが、やらざるを得ない状況になると「やればできる」「打つ手は無限」の精神で取り組み、集客・運営ともに成功と言える結果を残すことができました。
これ以来、明るくなったと言って下さる方も居ます。
そして2つ目が、大阪府独自の委員会である経営者育成委員会に入らせていただいたことです。
最初は正直、誘われたからやってみた、くらいの感覚でしたが、学びを進めるうちに、いかに自分が個人事業で我がままに、我流でいい加減な経営をしているかということに気づかされ、途中から真剣に向き合うようになりました。
経営計画書を作成した年はおかげさまで、その前年の売り上げから倍増しました。
どちらの経験も、私の中での「受け身の姿勢」を前に押し出してくれる貴重な経験でした。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

倫理法人会は私のような個人事業主から、何十人も社員を抱えるような企業の経営者まで、そして、年齢層も20代~80代くらいまでと、立場も世代も幅広い人と出会える場であり、その皆さんが、上司や部下ではなく平等な関係性でかかわって下さる場所です。
また、倫理というと心の在り方のことで、もちろんそこが軸にはなりますが、経営者育成委員会のように、しっかりと経営を学び、広げるチャンスもあります。
色んな大人が勉強しながら仲良くもなれるし、組織活動でもある。そして関わればかかわるほどビジネスの発展にもつながる、本当に良い学びのできる「大人の学校」だと私は感じます。

今後のビジョン

先にお話しした経営者育成委員会第3期生を卒業した翌年度から、同委員会の副委員長を拝命しました。
運営する立場となり、売り上げが倍になったくらいで満足している場合ではないとプレッシャーを感じております。
経営計画書も作り直し、さらに学びを深めながら、今は法人化、そして人を雇用する真の経営者になることを目指しています。


【取材 小原恭子/大阪中央区倫理法人会/幹事】
【撮影 写真スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

西本さんは、見えない所で中央区の運営が潤滑にいくように、陰で支えて下さっています。
昨年は倫理経営講演会の実行委員長としてリーダーシップを発揮し、大成功をおさめてからの西本さんは、中央区ではなくてはならない存在となりました。
お役を通してのあり方をみておりますと、責任感があり、やると決めた事はやり切る姿勢は、お仕事の上でもきっちり仕事をされる方なんだろうと思います。
今後、経営者として飛躍していく姿も楽しみにしています。

【西本由利絵氏の所属単会/大阪中央区倫理法人会】
2025年7月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。