
(特非)志塾フリースクールラシーナ 代表 田重田勝一郎氏にインタビューしました。

▼企業情報
法人名:特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナ
設立:2016年
役職:理事長
住所:大阪府富田林市甲田2−20−14
URL:https://lacina.shijuku-fs.org
▼事業内容
・フリースクールの運営
・地域の子どもの居場所運営(フリースペース・カフェ・駄菓子屋)
・学習会付き子ども食堂の運営
事業を始めたきっかけ
1997年からフリースクールを運営している団体を母体として、2016年に富田林市でフリースクールを立ち上げたのがはじまりです。
現在は、大阪府内に複数の拠点を持っています。
もともとは、フリースクールと放課後デイサービス・学習支援のサービスから始まり、学びに困難を抱える子どもたちを支援する事業を行ってきました。
現在は、カフェ・駄菓子屋・フリースペースを併設し、地域の子どもたちがふらっと遊びに来られる居場所も提供しています。

倫理法人会に入会した理由

倫理法人会に入ったきっかけは、堺市中区倫理法人会の宝楽さんの講話に呼んでいただいたことでした。宝楽さんとは、今の事業を立ち上げる前からの長い付き合いです。
40歳まで所属していた大阪青年会議所を離れてからは、5年ほど特にどの団体にも所属していませんでした。
そんな中で、「そろそろもう一度、経営者の集まりに参加してもいいかな」と感じていた時期でもあり、ちょうど良いタイミングで声をかけていただいたと感じています。
入会したことで、多くの方と出会えるきっかけをいただきました。倫理法人会の皆さんは本当に優しく、たくさんの方々が私たちの活動を応援してくださっています。
人生の転機となるような学び
倫理法人会に入って良かったと感じているのは、経営者としての 「心構え」 を学べることです。倫理に入らなければ、自分ひとりでは意識できなかったかもしれません。
特に 「明朗・愛和」は、意識しないと実践できないものですが、倫理法人会にいることで常に意識するようになりました。
その結果、以前は「自分が頑張って、スタッフについてきてもらう」という場面も多かったのですが、徐々にチームで動けるようになり、一人ひとりが自立的に動ける組織になってきたと感じています。
今までは業務連絡だけだった朝礼も、最初に雑談を取り入れて場を和らげるようになりました。また、月に1回、1日かけてミーティングや研修、懇親会を行う時間も設けています。
今後は倫理法人会の朝礼指導も取り入れながら、さらに良い組織づくりを目指していきたいと考えています。

入会を考えている人へのメッセージ

他の経営者の集まりとは違って、倫理法人会は本当に学びになることが多い場所だと感じています。
モーニングセミナーや経営者育成委員会では、経営のやり方だけでなく、「経営者としてどう在るべきか」という部分を学ぶことができます。
そうしたことを教えてくれる場は、なかなか他にはないじゃないですか。経営を良くしたいと考えている方にとって、とても良い場所だと思います。
また、仲間がたくさんできるのも大きな魅力です。経営者として孤独を感じている方は、ぜひ一度、足を運んでみてほしいですね。
今後のビジョン
これまでは、どんな状況の子どもが来ても支援できるように、支援の幅を横に広げてきました。
実際に、小学校1年から中学2年の7年ほど通い続けている子もいます。中には、学校よりもここで過ごした時間のほうが長い、という子どももいました。
また、フリースクールを卒業したあとも、進路が決まるまでの間、併設しているカフェでアルバイトをするなど、関係が続いていくケースもあります。
これからは、「自分たちも同じようなことをやってみたい」という人たちが現れたときに、その立ち上げを支援していきたいと考えています。
NPOを支援するNPOのことを「中間支援」と呼びますが、自分たちで事業を展開するだけでなく、同じような活動をしたい人を支援できる団体にしていきたいです。

編集後記
<取材> 朴玄旭/堺市中区倫理法人会 幹事
<撮影> 山本祥司/Syoji photo/泉州倫理法人会 幹事
2026年3月 No.329 掲載