GENKIな会員企業のご紹介

 

有限会社ハリマフーヅ ピザハットくずは店 店長 小森勝氏にインタビューしました。
 

社名:有限会社ハリマフーヅ
設立:1980年12月
役職:ピザハットくずは店 店長
住所:枚方市南楠葉1-3-11-101
HP:https://www.pizzahut.jp/huts/2018

事業内容

京阪本線で乗降客数TOP5に入る樟葉駅のほど近くにある、ピザハットくずは店。ランチやディナーの時間帯には、手作りのピザやサイドメニューの注文がひっきりなしに入り、店長とスタッフが厨房内を所狭しと動きながら、一枚一枚丹念に焼き上げています。関西では唯一のレストラン併設店でもあり、地域で長く愛されるお店を運営してきました。

 

 

会社の誕生

 

 

当社は1980年に創業し、まもなく40周年を迎えます。

今は見る影もありませんが、バスロータリーや多数の店舗、そしてくずはモールがある駅前にはかつて田畑があり、創業の少し前あたりから住宅やマンションが建ちはじめたそうです。そうした街の発展を見越して、祖父がアメリカの本部に掛け合ってピザハットのFC店開業にこぎ着けたそうです。

店は現在も代表取締役を務める父と、昨年まで財務を見てきた母の手で、元旦をのぞけば年中無休で営業しつづけてきました。そんな父母と汗を流したスタッフも、この40年で数百名を数え、35周年の記念パーティーでは120人超が一堂に会することができました。名実ともに地元に根差し、愛されるお店へと発展させてきた父母に感謝は堪えません。

そんな父母の背中を見て育った私は、大学卒業後にピザハットへ就職し、直営店での勤務を経て、4年前に実家へ戻りました。現在は、くずは店の店長を私が務め、高槻春日店と高槻真上店を兄が任され、会社として3店舗を展開。まさに家族が一丸となって社業に取り組む日々を過ごしています。

入会のきっかけ

 

 

実は今年7月に入会したばかりで、まだまだ倫理についての学びはこれからです。

きっかけは知人の紹介で見た鴨頭嘉人さんのYouTube動画で、そこではじめて倫理法人会を知りました。直後に単会の事務局へ電話をし、MSへ参加。最初は緊張しましたが、とくに地元の会員さんには温かく迎えられ、楽しい雰囲気で朝食会まで参加できました。

そして「即断即行」との言葉通りに、翌週のMS後に入会。その後もMSだけは必ず参加すると決め、毎週足を運んでいます。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

まだまだ倫理についての学びも、実践で得られる体験も乏しいのですが、私としては「時が符号している」と強く感じています。

それは自身が3年前に潰瘍性大腸炎を患い、生涯病とつき合っていかなければならなかったこと、さらに昨年には母が脳梗塞で倒れ現在もリハビリをつづけているという現況があるからです。これによって私自身が健康を意識するようになりました。また仕事一辺倒だった父も、母を看病するために仕事は夕方で切り上げるようになったのです。

一生という限られた命の時間をいかに過ごすか。そんな想いを持つようになったときに、倫理と出会い、生きることへの価値を見つめ直す機会が得られたことは、本当に幸運だったなと思います。

仕事においても、やはり父と私の意見が食い違うことはあります。「直営店ではこうしている」とつい反論しようと思うこともありますが、ここは反始慎終の教えを思い出し、まず父の意見を聞くようにしました。そうなると父も私の意見を聞き、より良い結論に至るということがよくあります。これだけでも、いかに倫理が生活に即した教えであるかがわかります。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

自身が入会する際に考えたことですが、わずかな会費と、ちょっとした勇気の一歩が踏み出せずにいる日々が、どれほどの損失であるかを率直に伝えたいですね。

同世代の友人たちは「組織に属したくない」「学びや教えなんて、インターネットで探せばいくらでもある」と、やらない理由をいくつも挙げることでしょう。でも、挑戦をしなければ、現在も未来も変わることはありません。常に変化しつづける感覚が持てるからこそ、何があっても負けない自分がつくられていくと考えています。

また、倫理法人会は「良い人のつながり」が自然とできあがっていく組織でもあります。良い人生を歩むには、どれだけ良い人と出会えるかがカギ。その点でも、私は入会できて幸運だったなと心から感じています。

今後のビジョン

 

 

よく言われることですが、これからの時代は「人」が企業経営の要です。

当社は温かい父の人柄から、スタッフが定着してくれる社風が醸成されていますが、決して甘んじることなく、私自身が人間力を磨き上げていかなくてはと思っています。家族もスタッフも、さらに充実した毎日を送ることができるよう、さらに倫理を学び、社業に取り組んでまいります。

【取材 Dukaグループ 小田宏一/枚方・交野倫理法人会】
【カメラマン 写真スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

今年入会したばかりの小森さん。まだまだ若いにもかかわらず、自身やお母様の病気、店のさらなる発展について悩む姿を少しも見せず、終始笑顔で語る様子が印象的でした。「苦難福門」との言葉とおり、今の苦労がきっと将来に、大きな花を咲かせていくのだろうと感じてなりません。

【小森勝氏の所属単会 → 枚方・交野倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。