前田愛彦 | 会員企業紹介 | 一般社団法人倫理研究所大阪府倫理法人会

当時、不動産管理会社に勤務し、改装工事の発注業務に携わっていました。その受注業者の中に知人の会社があったのですが、知人にトラブルがあり、頼まれて代表者になりました。

しばらくは並行して勤務を続けましたが、不動産管理会社の経営が行き詰まり廃業することになったため、改装工事の会社の経営に本格的に取り組むことになりました。

不動産業者からの原状復帰に関する仕事の依頼がほとんどなのですが、営業には力を入れています。

その後、土木建設の会社にも関わることになり、私個人としても一級土木施工管理技士の資格を取得しました。公共事業の受注もしております。

仕事の取引先の方にお誘いいただき、一度ゲスト参加したのですが、その時は講話がまったく理解できず入会にいたりませんでした。

一年ほど後、得意先の飲み仲間にお誘いいただきました。その方は吹田市の会社の方なのですが、神戸市倫理法人会に所属されていて、地元の吹田市倫理法人会に知人がいれば通いやすくなるので、ぜひ入ってほしいとのことでした。とてもお世話になっている方だったので、二つ返事で入会しました。

それでも行ったり行かなかったりと、あまり積極的な会員ではなかったのですが、とある交流会で、何か団体に所属してないかという話題になったとき、「真面目に行った方がいいですよ。誰か見てますよ。」と言われ、それがなぜか心に刺さりました。

倫理法人会とは関係ない人の言葉でしたが、以来、毎週真面目に通うようになりました。

先輩方の講話などを聴いて、自分にできることは実践してきました。そのおかげで、母親の足を洗うこともでき、ほんの少しですが親孝行ができました。

母親は一昨年に他界したのですが、生前に感謝の手紙を渡すことができました。神戸市倫理法人会の村山順子さんのセミナーを受けて、その場で手紙を書いたのですが、投函することができず、しばらく手元に置いていました。次に村山さんにお会いした時に、後押しされ、恥ずかしい気持ちを抑えて手渡しすることができました。

「万人幸福の栞」の中に「希望は心の太陽である」とあります。人生において大小様々な失敗がありますが、この心境でいれば乗り切ることができます。

倫理法人会でできる人脈もぜひ活かしてほしいと思います。私は3年前から大阪倫理法人会合唱団の団長を拝命しています。練習は月に2回。練習後にはその場で懇親会も行っています。とても仲の良い集まりで、様々な情報交換を行っています。ぜひこちらにも参加していただきたいです。

大切なことは縁を活かして行動するということ。これは社業を通じ、身に染みて感じています。倫理法人会のホームページを閲覧し、この文章を読んでいる時点で、これも何かの縁です。その縁を大切にしてください。

「喜ばれお役に立ち、ともに豊かになり、地域に貢献する」、そういう会社を目指しています。

困っている人を助けたいというのが根底にあります。屋根の工事をしてとても喜んでいただいたことがあります。前の業者の施工や対応が悪く、とても困っておられたそうで、泣きながらお礼を言ってくださいました。

悪い時もクサらず、良い時もおごらず、平素もおごらず、現状を維持できるよう頑張ります。

【取材　副専任幹事　馬場慶次郎／吹田市倫理法人会】
【カメラマン　写真スタジオハート　上田哲也／枚方・交野倫理法人会】

大阪府倫理法人会大阪西部地区の地区長から単会の会長に就任された前田さんは、倫理法人会の内部事情にとても詳しく、その中で物事を俯瞰的に見られていることがわかりました。自分の立ち位置、その中で為すべきことを常に意識されています。

他単会の真似ではない、吹田市倫理法人会の持ち味を活かすと明言されている前田さんの、今後のご活躍を期待しています。

【前田愛彦氏の所属単会 → 吹田市倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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