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株式会社ブランプラン 代表取締役 桶屋かおる氏にインタビューしました。
 

 

企業情報
社名:株式会社ブランプラン
設立:2002年
役職:代表取締役
住所:枚方市南楠葉2-17-5

URL:http://www.blanc-plan.com/

事業内容

  • 建築士・インテリアコーディネーター・インテリアデザイナーを経て、起業。これまでの経験と、女性の目線から、リフォームで「居心地の良い空間」を創り出す仕事をされています。一般住宅やクリニックの設計で数多くのお客様と関わられてきました。

会社の誕生

 

 

もともとは建設で使う木材の関連会社で、リフォームやリノベーションを希望するお客様に、より快適な空間となるようなデザイン・設計を提案する仕事をしていました。お客様からもご評価をいただき、事業としても少しずつ成長の手応えを感じていましたが、会社が閉鎖になり、別会社が遠いため、出勤自体が難しい状況に。こうなると会社に迷惑をかけてしまうため、私から退職を申し出ました。しかし、退職時点でいくつかの案件を抱え、さらに新しい案件も発生していたことから、個人請けで仕事を継続する形を取ることになり、結果的に起業となりました。その後の口コミや紹介で新しいお客様との出会いをいただき、2015年には株式会社にすることもできました。そして現在もたくさんのお客様と長いお付き合いをさせていただいています。

入会のきっかけ

 

 

もともと会の存在は知っていて、数年前には他単会のモーニングセミナーへお誘いを受けたこともありました。しかしこの時のことはあまり印象に残っておらず、お誘いをいただいた方も遠方だったことから、入会することはありませんでした。しかし、ご縁があったのか昨年末に貫山会長との出会いがありました。異業種交流会でたまたま同じテーブルになったのです。この日は会話の時間も限られていましたが、後日改めてお会いする約束をし、そこで会話ではもちろん倫理法人会の話題が出て、モーニングセミナーへのお誘いを受けました。せっかくのお誘いだから、と思って参加したところ、輪読をされていた万人幸福の栞の内容に、心に響く一説があり、「これも何か意味があることかもしれない」と入会を決めた次第です。それからしばらくして、姉と電話で話していた時に、実家の会社が福井県の倫理法人会に所属していることがわかりました。やっぱり縁があったんだなと、この話を聞いて心から感じましたね。

転機となるような学びは?入会してよかった?

 

 

入会して間もないということもあって、倫理の学びや実践はこれからというところですが、先ほどお話した通り、モーニングセミナーでの輪読した箇所が一番印象に残っています。それは第6条「子は親の心を実現する」(子女名優)です。
「親子はまだまだ思いも及ばぬところまで、同じである事に気づかぬ。」
「大きくなるにつれて、両親がその年頃にした通りの事を繰り返す。また今していることを行い、心に思っている事でさえ、そのまま親の身代わりに実演する。」
「子を持つ世の親たちは、自分自分のこれまでの生活と、子供達の性質なり、する事なりを、静かに観察すれば、はっきりする事である。」
これらの一節は、どれも心に響きました。ちょうど自身が考えていること、悩んでいることと重ね合わせることができたからです。たまたま参加したモーニングセミナーでこの一節と出会ったという巡り合わせに驚きつつ、私もこれまでを見つめ直すことができたのです。以降は新型コロナウィルス感染予防のため、モーニングセミナー自体が開かれないことが続いていますが、万人幸福の栞に触れるたびに、学びを得ています。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

 

 

私は自身の会社で代表取締役を務めていますが、経営については知識も経験もまだまだです。ただ、日々の売上を追いかければいいというものではなく、いわゆる「心のよりどころ」を持ちながら、自分ごとだけでなく、お客様や関係各社にまで目を配り、考えていく姿勢が大切だと思います。お客様と向き合いながら、隠れたニーズや想いを引き出し、形にしていく私のような仕事をしている方は、悩みや課題、癒しとなるようなものなど、さまざまな要素を会話の中から見つけ出し、気づけることが重要になります。そのためにと、かつて私もコーチングの勉強をしたこともありました。倫理で学ぶということも、これまで以上に視野を広げて物事を見ることができる一つのきっかけになればと思っていますし、それを他の方にも勧められたらなと思っています。

今後のビジョン

 

 

私自身は、「売り上げをさらに伸ばしたい」とか、「手広く事業を広げていきたい」ということは、正直あまり強く思ってはいません。むしろ目の前にいるお客様と深く関わり、寄り添いながら、長くお付き合いをしていくことがお互いにとっても最良と考えています。これまでと変わらず、お一人お一人とのつながりを大切に、お声がけいただいた一つの仕事を丁寧にやり遂げ、‟住まいのドクター”の役割を果たしてまいります。

【取材 Dukaグループ 小田宏一/枚方・交野倫理法人会】

【カメラマン photographer 桶屋かおる /枚方・交野倫理法人会】

新型コロナウィルスの流行によって企業活動の自粛、人同士が関わる頻度の減少が懸念される今、桶屋さんのように変わらぬ姿勢でお客様に接していくことの大切さに、お話を聞きながら気づかせていただきました。ありがとうございました。

【桶屋かおる氏の所属単会 → 枚方・交野倫理法人会】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。