田中智之| 会員企業紹介 | 一般社団法人倫理研究所大阪府倫理法人会

見えない部分を学ぶのが倫理です。生きていれば黙っていても試練は必ず訪れます。私は、心、愛情をこめて菓子の素材、道具を日々扱っています。又、お客様、スタッフに配慮を忘れず対応しています。そうして目の前の事象にひたむきに向き合っておりますと、日常の中にも沢山の気付きがあります。そして、その事象に振り回されないために、日々学びを実践しています。しかし、学びを実践したからといってすぐには何も変わりません。習慣となって初めて自分の中に根付くものだと思います。経営に近道がないように、心の成長にも近道はございません。回り道でも少しずつでもいい、気づいた時から実践していけばいいと思います。小さな実践を毎日積み上げていくこと、それがやがて大きな糧となり、上辺だけではない、自己基盤、自分軸が整った人物が作りあがるのだと思います。モーニングセミナーはそのためにあるのだと思っています。倫理法人会では万人幸福の栞をメインに学びます。学びを実践し、自己革新を通し自分が変わることで周囲の人をも変化させ、更には経営まで安定させるという、他に類を見ない素晴らしい経営者団体が倫理法人会です。異業種交流会は他にも沢山ありますが、人脈が欲しい、仕事を紹介してもらえるなどの目先の損得に惑わされず、まずは与えること、純粋に「学び実践する」を第一に考えてもらえたらな、と思います。即効力はありませんが、日々学びを実践し、試練を乗り越えられた時に初めて自分というものを知り、人生の歯車が整うのだと思います。

どんなビジョンであっても、経営者にとって会社の方向性などを示すことはとても大切な事です。「お前には欲がなさすぎる」…尊敬する先輩経営者に私は割と言われるのですが（笑）、年商を何億にしたいとか、従業員をたくさん雇用して社会のお役にたちたいとか、考えた事は一度もございません。お菓子屋と言っても所詮は加工業です。米や小豆など、自ら作っていれば別ですが、生産者様に農作物をお作り頂きその命をお裾分けしていただき、働いてくれるスタッフ、材料を配送してくれる方がいらっしゃって初めて菓子屋の運営が成り立っています。商売は生物（なまもの）です。日々の変化をしっかりとキャッチし、逃げずに日々淡々と向き合う、これが私の基本の方向性です。また、仕事を通して自ら他者に与え続けていけば、社会が私を必要とし、結果自ずと利益もついてくるのだと思います。私はまだまだ道半ばではございますが。やはり一番は、『あぁ〜美味しかったよ！』とお客様に言って頂けることだと。そういう地に足が着いた経営をすることだと。そして一生涯の職として、今世ご縁のある菓子業に専念し、お菓子を作らせて頂き、また世に出させて頂く責任と全ての関わりに感謝の気持ちをもって精進していく。ただそれだけですね。

未入会の方でこのページと出会ったくださった方へ。幸せの形は人それぞれです。
例えば
お金がない事が不幸ですか？
会社を潰したら恥ずかしいですか？
離婚した事は不幸ですか？
子供の受験が失敗したらその子供は不幸ですか？
不自由なく遊んで暮らす事が幸せですか？
友達がいない事は不幸ですか？
この問いに正解も不正解もございません。答えは人それぞれであり、単なる思い込みかもしれません。倫理法人会で本気で学び実践すれば、自分はどうしたいのか、どうあるべきなのかが必ず見つかります。振り子の原理で、思いっきり幸せになりたいと願えば、思いっきり不幸な事があるのかもしれません。どちらにしても、それでいいのです。生きるという事に一生懸命だからこのページに出会えたのです。世の中に全て完璧な人など見たこともありませんから。
倫理法人会には
「生きる」という事に自分と向き合い全力で頑張っている仲間が沢山いらっしゃいます。まずはお近くの倫理法人会を覗いてみて下さい！

【取材　木下英範／茨木市倫理法人会／実行委員】
【写真写真スタジオハート　上田哲也／枚方・交野倫理法人会／会員】

田中さんは非常に率直な方で、自分の言葉で正直にまっすぐに語るのが印象的でした。根底にぶれない倫理観があるのがわかります。頑固な職人気質が垣間見える一方、会話ではところどころに笑いが挟まれます。お店に並ぶ商品は昔ながらの製法を大事にしたものから、ゴルフボール最中、和洋折衷のどらやきモンブランなど創作ヒット商品も多数。真面目さとユーモアと両面を持った人なんだと思いました。最近弟子を取ったそうで、厳しくも責任を持って、時には笑顔を交えながら教えている姿が目に浮かびます。

【田中　智之氏の所属単会／茨木市倫理法人会／幹事】

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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