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株式会社日本衛生公社  代表取締役 菊池哲也氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社日本衛生公社
設立:昭和42年(1967年)3月2日
役職:代表取締役
住所:大阪市東成区大今里南2-1-12
URL:https://www.eisei-kousya.jp

▼事業内容
健康な住環境を創造するための害虫・害獣の防除・駆除・ハト・シロアリ・ネズミ・ゴキブリ等、害虫・害獣の防除・駆除
安全で美しい空間を創造するための清掃管理・建物・ビルの一般消毒管理 ・給排水設備管理 ・室内空気環境測定

会社の誕生

私の父が1967年に創業して、今年で55年になります。
父は、高度成長期と共に、ビルが増える中で、供給が少なく需要が多い時代に乗って会社を大きくしていきました。
父からは、「好きな仕事をしなさい」という方針でしたので、私は料理に関心があり、阿倍野の辻調理師専門学校を卒業し、そして、お酒への関心が高まり、神戸ベイシェラトンホテルに就職し、ソムリエを目指していました。
ところが、父が胃がんを患い、帰ってこいということで、嫌々ながら父の会社に就職しました。
父の元で、それから10年近く一緒に仕事をしましたが、20年前に他界し、会社を引き継ぐことになり今日に至ります。

入会のきっかけ

会社を引き継いだ頃の状況としては、とにかく会社の雰囲気は悪かったです。
業界自体も段々と競合他社が増えてきて、厳しい状況になっていましたし、父をはじめ、社内の人間関係がうまくいっていませんでした。
私が32歳の時に父が亡くなりましたが、右腕になるような優秀な人材もいませんでした。
以前、数えてみたんですけれど、多くの従業員が辞職しているような状況でした。
より良い会社にしたいという思いはありましたので、JCをはじめ、いろいろな会や学びの場に参加しながら模索をしておりました。
2008年に、当時、大阪中央区倫理法人会の会長をされていて、のちに吹田市倫理法人会を立ち上げられた中田惠三さんにお誘いをうけ、入会をしました。
夜が中心ではなく、朝が中心というところが新鮮で、毎回参加するたびに「いいことを教えてくれるな」と感じながら真面目に通っていたなと思います。

転機となるような学びは?入会してよかった?

入会前は、父から仕方なく会社を引き継ぎ、気持ちも乗らず嫌々働いていましたが、特に、「喜働の精神」に感銘を受け、働くことこそ一番の幸せだと感じられるようになりました。
会社の業績は入会してから少しずつ良くなっていきました。
役を頼まれたら、ほとんど断らないでやってきました。
会長経験をさせていただいた後も、今は専任幹事の役を受け、喜んで働くことを実践することを意識しています。
他にも、朝早く起きることであったり、親や妻や社員をはじめ身近な人と仲良くすることなど、倫理の学びは、とても合っているなと思います。
倫理歴は15年になりました。これからも長く学んでいきたいと思います。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

私は頼まれたことは全て受けて来ました。
お蔭で能力が向上し、運勢も良くなりました。
大変だと思う時もありますが、頼まれたことはぜひ喜んで挑戦していただきたいなと思います。
また、幸せでいることの基本は、家庭と職場の人間関係が良いことだと思います。
そのためには倫理法人会で学び続けるのが一番です。

今後のビジョン

私は、「日本一人間関係の良い職場」を目指しています。
社員が辞めたりせず、上からはっぱをかけなくても良い、自然と売上がついてくる感じでやっていきたいです。
今は、正社員6名・パートで働いてくださっている方が80名ほどいらっしゃいます。
弊社は80歳を定年にしていまして、お年を召しても喜んで働くことを大事にしてもらいたいなと思っています。
そのことが、医療費削減にもつながり、日本のためにもなっていくと信じています。

【取材 窪田成功/大阪中央区倫理法人会/幹事】
【写真 写真スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

倫理法人会との出会いで人生が大きく変わることを取材をさせていただきながら強く感じさせていただけました。与えられた仕事や役割を「喜働」の精神でもって、行っていきたいと思います。「働きは最上の喜び」であることを、私自身も体現し伝えられるように成長していきたいと思いました。ありがとうございました。

【菊池哲也氏の所属単会/大阪中央区倫理法人会】
2023年1月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。