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プランドゥシー・メディカル株式会社 代表取締役 服部優親氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:プランドゥシー・メディカル株式会社
設立:1983年12月20日
役職:代表取締役
住所:〒534-0022 大阪市都島区都島中通1-16-16
URL:https://pdsm.co.jp/

▼事業内容
化粧品/健康食品の OEM 事業・自社製品販売・エステサロン開業支援といった主に 3 つの事業を展開し、お客様のニーズにあったサービス(商品、支援)をご提供しています。
新たな取り組みとして、パイナップルの残渣を利用した商品開発を産官学の共同プロジェクトでチャレンジしています。バルク(中身)・容器・パッケージ(インク)すべてで SDGS にこだわった製品開発を行っています。

会社の誕生

医療機器のメーカーに9年間勤めておりました。
『10 年いたら永遠に会社にいないといけないな』という感じがしたので独立しました。
また初代会長が社是として掲げていた
『無から有を生み出す創造の喜びを知り、その精神を培う』
という言葉も独立のきっかけとなりました。
創業時は、勤めていた会社の医療機器を取り扱うような形で始まりました。そこから会社名が『プランドゥシー・メディカル株式会社』という名前になりました。さらに、医療機器だけでは健康改善をしっかりと提供できないという思いから、健康食品などの扱いを開始しました。安くて家族で摂れるような健康食品を作りたいという思いから、健康面全てを網羅したような「ロイヤルゼリー、クロレラ、人参、ビタミン類」を全部混ぜたものを作りました。しかし、自然食品店などに持って行っても『一品で全部摂れたら、他の商品が売れなくなるじゃないか』と言われるような時代で、『単独でなにかひとつ売れるものを作ろう』と、次に着目したのが食物繊維でした。アジア人としては絶対必要だとわかっていたので食物繊維のサプリメントを作ったのです。しかし、当時は『そんな野菜とか果物の繊維を誰が食べるんだ』と言われるような時代だったので、それも全く売れずに、最初は事務所いっぱいになるぐらいの在庫を抱えておりました。
そういった医療機器や健康食品の訪問販売で、対応するのはもちろん奥様が多いわけです。奥様方は皆さん、化粧品を使ってらっしゃるわけですが、購入の動機というのが友達に薦められたとか、テレビで見たとか、そういうレベルだったんです。それでひとつの自分なりの化粧品や肌に対する考え方などを決めて、知り合いの工場に委託して製造してもらったのが化粧品製造のスタートでした。

入会のきっかけ

あんなに朝早く集まる場があるというのを全然知らなかったのですが、佐治会長に誘われて入会させてもらいました。
たまたまその時は、佐治会長の講話でした。
今はにこやかにされているけど、60 年以上の人生を生きてきたらいろいろありますんで、佐治会長もそれなりにご苦労されているなというのはわかりました。
倫理法人会には、倫理的ないろんな教えがありますよね。今まで忘れていたことがいっぱいありますが、気付きを与えてもらえるので非常に素晴らしいと思いました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

一番は人との出会いでしょうかね。
モーニングセミナーに来てらっしゃる方の中で、知っている方もいらっしゃいましたし、
『なんらかのそういったご縁があるのかな』
と思いました。
出会いというのは先がわからないので、かなり私もいろんな方とお会いしているとは思うんですけど、大切にしていきたいなと思っています。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

講話をされる先生方の話を聴いたら、みなさんそれぞれ特徴あるような人生を歩んでこられています。また、倫理法人会への関わり方は若干皆さんによって違うんじゃないのかなとは思います。ですから単純に私としては、今まで忘れていたような『こうやればいいんだ』とわかっていてやってない事、それを『やらなきゃいけないんだ』と思わせてくれることが多いもんですから、そういうところは非常にいいなと思っていますので、一緒に学んでいけたらいいですね。

今後のビジョン

一番うちで弱いところは IT 関連です。そっちの方面に力を入れていかないと、どんどん遅れてしまうなというのは実感しています。
今後は商品の宣伝でも SNS などを使って広告していこうと思っています。
大きな夢としては、沖縄で 24時間稼働できるような工場を建てて、パイナップルの残渣をベトナム、フィリピン、台湾などから全部集めてきて生産することで、今までほとんどが産業廃棄物で捨ててあったものを全部有効利用していきたいです。
2022 年の7月にこの商品つくるために新しい会社をつくったので、3 年でどこまでやれるか挑戦してみようと思っています。

【取材 森日登美/大阪みなと倫理法人会/幹事】
【写真 KIHARU&PHOTO 大山雄大/大阪みなと倫理法人会】

商品おひとつおひとつに込められた熱い"想い"や、今後の展望に向けての溢れんばかりの"想い"が服部社長の言葉の節々に現れていました。
12月に74歳のお誕生日を迎えられたという服部社長。
私の両親と変わらぬ年齢ながら、現役でお仕事に関わってらっしゃるのは、物作りに対する熱い"情熱"と世界を視野に入れた"大きな夢"があるからなんでしょうね。
私にもまだまだ可能性が広がる事を服部社長から教えていただきました。

【服部優親氏の所属単会/大阪みなと倫理法人会】
2023年3月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。