中川顕一 | 会員企業紹介 | 一般社団法人倫理研究所大阪府倫理法人会

会社の誕生

私は父の代から営んでいる不動産会社（日根建物株式会社）がJR熊取駅前に保有しているテナントビルで、2008年に鍼灸整骨院を開業し、多くの方の健康促進に携わってきました。
当時、駅周辺の活性化事業を熊取町が推進しており、該当する事業には補助金1000万円が拠出されるという話がありまして、地元熊取を盛り上げるためにも、このテナントビルで何か事業を展開できないかと考えていました。
そこで目をつけたのが、フルーツサンド専門店です。以前からフルーツサンドやフルーツ大福に関心を持っていたのですが、タイミングよくSNSにフルーツサンド専門店「纏」のフランチャイズ事業に関する広告が表示され、これだ！と思い、問い合わせをしたのがきっかけです。
2022年秋に熊取駅前店を出店し、その後、和泉府中店、そして2023年春に新金岡店を出店し、現在3店舗を営業しております。

骨格矯正協会という勉強会に参加していた知り合いが、堺市倫理法人会の会員でした。その方が職場の教養を2か月続けてくれたのですが、その時は興味がありませんでした。でも、その方はとても良い方で、そんな人が誘うくらいだから、良い会なんじゃないかと思うようになり、堺市はちょっと遠いのでより近くでやっている泉州倫理法人会のモーニングセミナーに参加してみました。
モーニングセミナーが始まってすぐに、これは危ない会だと感じてどうやって逃げ出そうかと思っていたのですが、その日の講師が大阪北区の松井直輝相談役で、とても為になる話を聞かせてもらいました。会員の方々の気配りやおもてなしが警戒心を解いてくれ、また、朝食食べ放題という点にも惹かれ、思わず「入会します！」と言ってしまい、入会することになりました。

入会してから５年目となる年に、会長をさせていただきました。会長となった2年間は普及に苦しみ、これまでの人生にない、とても大変な経験をしました。会長は受けたもののまだ5年目ですし、周りの人が頑張ってくれるだろうし、何とかしてほしいとも思っていました。何とかこの苦しみから抜け出そうと、津隈方面長の倫理指導を受けたところ、「あなたには覚悟がない」とズバリ指摘されました。それをきっかけに会長の重圧を受け止め、変なこだわりやプライドを捨て、周りの人にアドバイスを求めながら、自らが決断するという決意を持てたことで何かが変わったと実感することができました。
会長をお受けした２年間は、本当に大変な思いをしましたが、とても貴重でかけがえのない経験となりました。

倫理法人会は、本当の自分がどんな人間なのかを知ることができる場所だと思います。私の場合は自分の中にある「責め心」に気付かされました。あと、いろんなことを後回しにしている自分や、すぐに言い訳をしてしまう自分にも出会うことができました。
苦手なことから逃げるのではなく、立ち向かう姿勢を持つことを意識するようになって成長することができたように思います。
ぜひ、本当の自分に出会いに来てください。

今後のビジョン

フルーツサンドのお店を今後、大阪府内で10店舗開店することを目指しています。その先は、それを足がかかりにさらに大きな飲食事業を展開したいと考えています。そのお店では、シングルマザー（ファーザー）が働きやすい環境をつくったり、こども食堂を併設したりするなど、いま日本が抱えている社会問題に取り組んでいきたいと考えています。
また、飲食事業とは別に、共同生活援助という障がい福祉事業を2023年1月からスタートさせました。障がい者への差別や暴力のニュースがなくならず、障がい者への理解が進まない状況を変えていくことを目的としています。
社会福祉の現場は、心身ともに大変な職場ではありますが、働く人が生き生きと輝き、ここで働きたいと思ってもらえるような職場を提供していきます。

【取材　江川昌克／泉州倫理法人会／監査】
【撮影　ShojiPhoto　山本祥司／泉州倫理法人会】

今まさに新しいことに挑戦している中川地区長は、とても生き生きとしてやる気がみなぎっていました。会長を経験される前の姿とはまったく別の人のように感じ、明朗愛和がその笑顔からあふれでてきそうな表情をしています。
倫理での経験を糧に問題から逃げずに立ち向かうことで、地域の活性化、社会問題に対する取り組みへとどんどんステージが上がっていったのだと感じました。これからのますますの活躍に期待です。

【中川顕一氏の所属単会／泉州倫理法人会】
2023年6月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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