GENKIな会員企業のご紹介

 

エステサロン肌文字 代表 文字純美氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:エステサロン 肌文字
設立:2019年9月19日
役職:代表者
住所:大阪府 八尾市山本町南6-12-26
URL:https://hadamonji.com/

▼事業内容
健康に特化したサロンをしています。

会社の誕生

まさか、私がエステサロンを開業するなんて、5年前は想像もつかないことでした。
40代は暗黒時代でした。離婚調停からの離婚、両親の介護、思春期の子供3人の子育てをしながら4つの仕事を掛け持ち、心も身体も疲弊して中等度の鬱と診断される程でした。
将来のことを考えると八方塞がりで苦しくて苦しくて、毎朝、目が覚めると同時に真っ黒な津波が襲ってくる感覚、大きな鉛の塊がおなかの上にドーンと落ちてくる感覚、吐き気、そんな状態から1日が始まっていました。
1番心配だったのは、離婚したことで3人の子供たちが不安や寂しさを抱えることでした。
子供達にそんな感情を抱かせないために、フッと頭に浮かんだ面白いネタをノートに書き留め、子供達を笑わせよう!と毎日頑張りました。
子供たちの笑顔を見たい一心で面白いネタを考えている、その間だけでも気分が紛れて、気持ちが楽になりました。「50代は絶対笑って生きたんねん!!」そう思いながら、歯を食いしばって頑張りました。
それでも「あぁ、もう無理だ。」と心が崩壊しそうになった時は、空に向かって、「苦し過ぎてもう何も考えることができません。全て神様にお任せします。どんなに大変なことがあっても全て受け入れ最終的には絶対に大丈夫!と信じて頑張ります!」と呟き、「考える」ということをやめ、自然の流れに身を任せることにしました。フッと肩の力が抜けて軽くなったのを覚えています。
数年経って、父が亡くなり、その10か月後に叔母も亡くなり、さらにその4か月後に二人の後を追うかのように母が亡くなりました。
1年半の間に大切な人が三人も亡くなりました。悲しいという感情がどういうものなのか分からなくなっていました。でも、ここから私の人生が大きく大きく変わり始めるのです。
叔父も叔母を亡くし、かなり落ち込んでいたため、私と叔父は悲しみを分かち合うように頻繁に会うようになりました。
そんなある日、叔父にフェイシャルエステをしていると、叔父が「家でサロンをしたらどうや?」と提案してくれました。
叔父の思いもよらぬ提案に驚きはしましたが、「私、今サロンをしなければ、自分が死ぬ時、きっと後悔する!」と思いました。
大切な3人の死が私を導いてくれ、見えない力が私の背中を押してくれているような気がしました。それで、掛け持ちしていた仕事を全部辞め、経験したことのない美容業界へ飛び込みました。
美容業界の経験もない、顧客様がいたわけでもない、ベットも機材も何もない、ゼロからのスタートでした。
ただ、3人の大切な人の死が何かを意味している、だからやらなければならない。その気持ちだけで始めました。それがエステサロン肌文字の誕生です。

入会のきっかけ

サロンを始めるぞ!!と決意はしたものの、何からしたらいいの?と右も左もわからない状態でした。
そこで10年来の知り合いのリフォーム店の社長様に相談をしました。
「ちょっと朝早いねんけど、女性の経営者も居てるから八尾市倫理法人会に先ずは入ってみたら?」とご紹介いただき、翌週のモーニングセミナーに参加させていただきました。
たくさんの経営者の方々が姿勢を正し、大きな声で歌を歌ったり、本を読んだりされている姿を見て、忘れていた大切なことを思い出した気がして、背筋がピンと伸びる思いがしました。私も学んでみたい。そう思い、即日入会をさせていただきました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

太陽拝にであったことです。全て神様にお任せします。と思ったあの思いが太陽拝の3番目に載っていたのを見た時は驚きでした。
毎朝、目覚めと同時に、私の両方のご先祖様、叔母のご先祖様、元旦那さんのご先祖様、の4つのお墓を思い出しながら太陽拝を唱えます。
まだ時々、あの寝起きの恐ろしい感覚が蘇ってくる時があるので、そんなときも太陽拝を唱えると心がスゥ~と落ち着きます。
入会して、もちろん良かったです。
年齢性別を超え、たくさんの素敵な素敵な仲間と出会えました。利害関係なく、相手を思える仲間がたくさんいるので一生涯の仲間だと思っています。
倫理を学んでいる人は初対面でも同じ学びをしているので安心できます。(笑)

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

倫理の学びはひととしての生き方の大切な基本が学べると思います。
学びながら心が整っていき、いつも素直で正直な自分でいることが出来ると思います。
物事の捉え方もポジティブになっていきます。ぜひ、八尾りんで一緒に学びましょう!

今後のビジョン

当サロンは健康に特化したサロンです。
大阪では当サロンでしか受けることのできない摩擦による血流改善の施術と黄土よもぎ蒸しの2つのメニューが大人気です。
健康でいるためには、①血流を良くする②宿便をしっかり出して腸内環境を整える③ミネラルをしっかり摂る④毎日笑う、この4つを心がけることが大切です。
病気になってからでは身体もメンタルもやられてしまいます。健康で!長生きすること、がとても大切です。
開業当初は美容に重点を置いていましたが、ずっと心のどこかで病気というものを憎んでいました。そして、人を健康にしたい!と思う気持ちがありました。
だから引き寄せたのかもしれません、血流改善療法をされている先生と出会いました。
その先生から血流改善の資格を習得し、いろいろと学ぶうちにだんだんと健康でいるにはどうすればよいか?がわかり始めてきました。
また、黄土よもぎ蒸しも深く勉強していくと、身体を温めることの大切さ良さや、よもぎの成分アルテミシニンががん細胞を死滅させる、ということを知り、多くの人を健康にしたいという思いでメニュー改善に力を入れてきました。
私は母をパーキンソン病で亡くしています。パーキンソン病はどれだけのお薬を服用して、どのように進行していくかを近くで見てきました。身体の振戦(ふるえ)、便秘、幻覚、認知、嚥下障害、発作。最後は本人も家族もとても辛かったです。
血流改善の資格を習得して、すぐに今度は叔父がパーキンソン病を患いました。
「血流を流せば何故病気は治るのか」というような本をたくさん読んでいたので、自信もキャリアもまだまだない頃でしたが、血流の凄さを信じてやってみよう!と叔父の血流改善を始めました。
そして、一年半ほど血流改善を続けてきた結果、なんとお薬がゼロになりました。
来月86歳になる叔父は今、真っ赤なセーターを着て仕事に復帰しています。
エビデンスを取ったわけではないので、血流改善をしたらパーキンソン病が治る!とは正直言えませんが、何らかの好影響が出ているのは確かです。
また、施術を受けてくださったお客様のお声が「体が軽くなった!よく眠れるようになりました。お通じが良くなりました。肩こりが楽になりました。頭痛薬を飲まなくなりました。」など、とても好評価していただいてます。
この施術が間に合わなかった母、間に合った叔父、私はその両方の家族を経験し、人が健康な身体でいることが、どれほど幸せかを痛感しました。
だからこそ、私はこの施術を一人でも多くの方に届けていきたい。そして、この技術を広めていきたい。それが私の使命だと思うのです。
そしてそれはきっと社会貢献へと繋がり、その先には健康で幸せな人がたくさん増えると思っています。

【取材 浅野泰/八尾市倫理法人会/幹事】
【撮影 Syoji photo 山本祥司/広報副委員長】

大変な時期を乗り越え、その意味を会社の使命として頑張られているので、月並みな表現になりますが、凄いな!って心底思いました。

【文字純美氏の所属単会/八尾市倫理法人会】
2024年4月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。