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北摂パートナーズ行政書士事務所 代表 松尾武将氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:北摂パートナーズ行政書士事務所
設立:2022年2月1日
役職:代表
住所:〒567-0872 大阪府茨木市新中条町10番14号 関山ビル203号
URL:https://samurai-souzoku.net/

▼事業内容
・相続手続
・遺言書作成
・死後事務委任
・行政書士向けの遺言・相続手続き講座

会社の誕生

とある信託銀行に30年弱勤務していました。
少なくとも私がいた頃の銀行員人生の寿命は、サッカー選手なみに短いと感じていました。
概ね50歳を境に、役員に昇進する者は昇進し、その他の者は出向していったり役職を降りたりと、それぞれ第2の人生へ進みます。
銀行に残る者の多くは、閑職につく印象でした。一定の俸給は保証されるものの「なんだかなぁ」と思っていました。
今まで銀行で培った知識やスキルが、社会で何の役にも立たないことへの寂寥感が強かったのです。
だからといって、私の銀行員時代の職位は低かった為本体の幹部どころか、関連会社の幹部も見込めないだろう。これからそこそこの給料は保証されるが、単に「飼われる」だけの単純作業をひたすらやり続ける!そんな人生が待っているのかなと漠然と考え、うすら寒さを感じていました。
そんな折、大腸がんを患います。ステージ3でリンパ節への転移も見られ、決して軽いものではありませんでした。ですが幸いにも手術後の経過は良好で、5年経った現在でも再発はありません。
しかし、大病を経験したという出来事は、一つの転機となり「動こう」と一念発起する大きなきっかけとなりました。
「病気を患ったから、銀行での評価が高まることはないだろうし、私自身の昇進はもはや見込めないだろう」
「だとしたら、まだ体が動けるうちに独立し、何か自分が身につけた知識やスキルで社会のお役に立つことができないだろうか」
そうふっきれて、以前に取得していた行政書士資格をもとに、遺言・相続手続き専門の事務所を開業するに至りました。

入会のきっかけ

倫理法人会入会への直接のきっかけは、他の異業種交流会で知り合い、仕事上のお付き合いもあった司法書士の茨木市平井専任幹事から倫理経営講演会のお誘いがあり、参加した事がきっかけです。
平井さんとは、かなりお久しぶりでしたが、誘い方が上手だったのか?参加してみようと思った事も何かのご縁だったのかもしれません。
参加した倫理経営講演会のお話しが良かったこともあり、翌朝のモーニングセミナーにも参加。
そもそもモーニングセミナーは、大多数の皆さまが感じるだろう驚き等はなく、高校時代に経験していた毎朝の礼拝に似ていて懐かしく嫌な印象はありませんでした。
モーニングセミナー後の朝食会では、周りの皆さまは「この人は、入会しないだろう」と思っているようでしたので、生来のへそ曲がりもあって即時に入会を決めました。

転機となるような学びは?入会してよかった?

色々な学びがあります。特に「万象我師」「尊己及人」は、常々噛みしめています。
倫理法人会にいる事で「商売に直結しているか」というと、数多くはありませんが「学びを共有している方々とは安心して付き合える!」ということは大きな成果です。
人と人との繋がりである人的ネットワークを通じて、私自身が思いもしていなかった部分で仕事の広がりが起きています。
大変大きな出来事として、現在事務所スタッフとして働いてくれている栄田さんは、茨木市倫理法人会に入会後にご縁をいただいた倫友です。栄田さんが、ご自身の仕事で悩みを抱えておられたところに他の倫友を通じて交流し、スタッフとなっていただく事になりました。今では頼もしい右腕です。
入会していなくてもそこそこの成功はしたかもしれませんが、自分の性格を考えると恐らく視野の狭い偏狭な専門職にとどまっていたと思います。
その他、数々の倫友との出会いがなければ、私が開業当初思い描いていた「社会貢献を望む」ということには邁進出来ていなかったと思いますので、倫理法人会に入会して本当に良かったと思っています。

倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんへのアドバイス

私がお伝えできることは「まずは参加してみてください」ということです。
参加してみて、広い意味での実践に励むこと! 参加してみないと良さも悪さもわかりません。
「幸運の女神には前髪しかない」とはよく言われることですが、もしかすると今、あなたの目の前に倫理法人会を体感するチャンスが訪れ、幸運の女神の前髪が垂れているかもしれませんよ。
幸運の女神が通り過ぎてから掴もうとしても、後ろ髪がないので掴めません!
機会が訪れた時には、純情に受け入れてみましょう。

今後のビジョン

当面は、2027年4月に行政書士法人を設立することが目標です。
2027年12月以降、地方都市を中心に支店展開を図ることを中期的な経営計画としています。
各地の方々へ健全な遺言・相続手続き全般の支援を通じ、健康で文化的な社会の実現に貢献したいと考えております。併せて、相続・遺言分野における行政書士の知識・スキルの底上げを図り、行政書士の地位向上に寄与していくことが、私の創造する未来であり目的です。


【取材 村木やすこ/茨木市倫理法人会/幹事】
【撮影 Syoji photo 山本祥司/広報副委員長】

普段から倫友として頻繁に交流のある先への取材ということもあり、良い部分を引き出させてもらえたのではないかと自負する取材でした。
倫友の輪を大切にされている松尾さんのお人柄に多くの倫友が集う空間となっているこちらは、今後もご発展間違いなしだと確信いたしました。
カメラマンには、広報副委員長にお越しいただき、こちらも新たな交流を深めたひとときでした。

【松尾武将氏の所属単会/茨木市倫理法人会】
2024年9月掲載

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。