
株式会社KAWAKAMI 代表取締役 川上美紀子氏にインタビューしました。

▼企業情報
社名:株式会社KAWAKAMI
設立:2020年5月12日
役職:代表取締役
住所:大阪府茨木市片桐町2-27
URL:https://kawa-kami.co.jp
▼事業内容
ゴム製造業/音楽教室
事業を始めたきっかけ
3歳の頃から音楽に触れてきました。結婚後は、主人の父から引き継いだゴムパッキング会社を、夫婦で共に経営してきましたが、リーマンショックなどの影響で借金が重くのしかかりました。その苦しい時期が、私の「音楽の仕事がしたい」という夢を後押ししてくれたのだと思います。
17年前、生徒2人からスタートした音楽教室は、今では10教室・生徒数650名を超えるまでに成長しました。
こうして、夫婦それぞれが社長を務める会社を立ち上げるに至りました。

倫理法人会に入会した理由

旧知の仲間から「朝6時半から始まるおすすめの経営者の会がある」と誘われましたが、一度はお断りしました。
数年後、その仲間が会長就任のタイミングで再び声をかけてくれたので、少しでも経営に役立てばと足を運んでみると、真剣に経営と向き合う人たちに感動し入会しました。
この倫理との出会いが、その後の私を大きく変えていってくれたのです。
人生の転機となるような学び
入会当時は、自他ともに認める短気な経営者だったのだと思います。
入会から3ヶ月経ったころに倫理指導を受けることを決めました。
そこで出会った鈴木相談役に頂いた言葉「自分が穏やかになったら周りも穏やかになる。人は鏡やで」は、深く胸に刺さり、その日から怒らないことを決めたんです。辞めていく講師にも、感謝の言葉と笑顔で向き合いました。すると不思議なことに、売り上げが自然と増えていった。
怒るのをやめたら、会社が変わった!という経験をしました。

入会を考えている人へのメッセージ

「やり方を学べばある程度はうまくいく。でも、やっぱり在り方が大事なんです」
倫理に入る前にも様々なスクールで学んできたからこそ、その違いを実感している。経営者が笑顔で楽しんでいれば人が集まり、会社も教室も自然と活気づいていく。反対に怒りや不安を抱えたまま走り続けると、どこかで崩れる瞬間が来る。
万人幸福の栞の17箇条を毎週モーニングセミナーで繰り返し読むことで、学びはじわじわと自分の中に染み込んでいきました。
人は一回読んだだけでは忘れてしまいますが、場に通い続けることで自然と覚え実践できるようになると実感できました。
今後のビジョン
主人の父は67歳で亡くなった。私の主人も、気づけば60歳。
「当時、父が突然いなくなってとても大変だったからこそ、自分はちゃんと準備しておかなアカンなと思って」と、主人。
息子にはゴムパッキンの仕事を、娘には音楽教室の経営を少しずつ託しながら、私達夫婦は静かに次の世代へとバトンを渡しつつあります。
そんな私達には、叶えたい夢がある!
「結婚してから、新婚旅行以外に2人で旅行に行ったことがないんです。だから色々なことが落ち着いたら実現したい」と主人が描く理想は、行き先を決めずに車でふらりと走り出す旅。
「自由気ままに走って、好きな場所に泊まる。そういうのがしたい」付き合っていた頃にしていたような事をもう一度。
目標は5年後、事業を子どもたちに委ね、夫婦二人で穏やかに過ごす日々をゆっくりと待ち望んでいます。

編集後記
取材の場は終始、笑いの絶えないアットホームな雰囲気でした。ゴムパッキングの製造所と音楽教室が隣接しているため、ご主人は「笑い声が聞こえてくる時はいいんですけど、妻が怒ってたりすると、自分が怒られてるみたいな気分になってハラハラするんですよ」と苦笑い。
妻・川上さんの還暦の発表会では、これまで撮りためた写真をスクリーンに映しながら『わたしがオバサンになっても』を歌って踊る予定だという話も素敵でした。
本当に楽しい時間をありがとうございました。
<取材> 後藤昌代/茨木市倫理法人会/幹事
<撮影> 澤利一/幸合同会社 代表社員/千里中央倫理法人会 幹事
2026年6月 No.332 掲載