GENKIな会員企業のご紹介

税理士法人りとく 代表社員 吉田 祐介氏にインタビューしました。

社名:税理士法人りとく
設立:平成22年8月4日
役職:代表社員 吉田 祐介
住所:大阪市平野区加美東4-9-23
URL:http://www.ritoku.jp/

事業内容
税理士3人と従業員9人の会計事務所です。試算表・申告書の作成は勿論なのですが、「月次決算経営レポート」という十数ページに及ぶ資料(売上三期の比較グラフ、月次の推移表、月次キャッシュ・フロー計算書などなど)を提示し、お客様としっかり話をしながら寄り添い『自分と会社そして社会がもっとよくなるために!』を目的に日々お仕事をさせていただいてます。当初は地元企業が中心でしたが、今では神戸、京都など遠くは名古屋・東京まで対応させていただいています。

会社の誕生

税理士法人りとくは、中西会計事務所が基で、その後、牧田会計事務所となり、そして私が税理士資格を取得したことにより税理士法人りとくを設立、「りとく」という名称は、先代(現 相談役)の牧田 利徳(としのり)氏の名前に由来しています。

税理士法人を設立したきっかけは、先代(現 相談役)の牧田が、「これからの時代は、個人に帰属するよりも組織に帰属する方が、お客さんにとっても、事務所で働くみんなにとってもいいと思う」という理由でした。
私もよく理解せず聞いていましたが、「物事というのは、何かと何かがくっつくところ(合体)から生まれる。だから、1人ではなく組織で仕事をしていこう」と仰られていました。
その頃は、「はぁ」という感じでしたが、今では少し分かるような気がします。自分の力なんていうのは小さくて、でも小さい力でも集まると大きな力となる事ってありますよね。
最近、周りの人に助けてもらうことが多くて、こういうことなのかなぁと感じています。きっと、まだまだ理解できていないですね。

入会のきっかけ

松原市倫理法人会の澤田さんと先代の牧田が仲が良くて、その澤田さんの紹介で入会しました。といっても、牧田は一度講話したぐらいで、それ以降はMS(経営者モーニングセミナー)には参加せず、「よっちゃん行っといで」と、私に勧めてくれただけでしたけどね。
で、私はある年の忘年会に行ってしまいまして、当時の朝日朝礼副委員長(当時、大阪中央区所属)と出会い「家が遠いからMSに来れない」と言ったところ、電車の時刻を調べられまして「始発に乗ったら来れる!」と暴言?を吐かれてしまい、来れない理由が無くなったので、それからちょこちょこと来させてもらっています。

転機となるような学びは? 倫理に入会してよかったことは?

転機となるような学びというと、「これ」といったものがよく分かりませんが、倫理に入ってよかったかというと「間違いなく、良かったです。」 で、何が良いかというと、「人との出会い」です。
もう少し付け加えると、「いい人との出会い」というのでしょうか、「向上心のある人との出会い」というのでしょうか、そんな感じです。
倫理法人会のメインは何といってもMS(経営者モーニングセミナー)なので、毎回の講話により気付きや学びを得て帰る方が多いと思います。が、私は「アホなんでしょうか?」いい話でもすぐ忘れてしまうんです。
まぁ、訳あって最後の5分程しか講話を聞けていないというのも原因なんでしょうが・・・でも、MS(経営者モーニングセミナー)に来られている方は見ています。そうすると、その人から学ぶことが多いんです。いいところも、そうでないところも。
この人すごいなと感じる人については、「よし真似しよ。」とか、「何であんな風に考えられるんやろ?ちょっと聞いてみよ。」とか、行動が変わりますよね。また、そうでない方?というのでしょうか、もったいない考え方をされている方?を見ると、「自分だったらあの場面、どうするかな?」とか、「あの人のために自分は何が出来るかな?」とかも考えられますよね。これが、私にとっての一番の学びです。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

私が、アドバイスなんてしたら、いろんな所から「お前が言うな!」と言われそうですが、私が大切にしていることは「継続すること」ですね。

これまでも多くの人と倫理法人会で出会ってきました。初めは一生懸命来られるのですが、途中から少しずつ来なくなって、気が付けば退会されているなんていうこともまぁまぁあり、寂しく感じる事があります。様々な事情があったのでしょうが、中には「何かを求めて来たけれど、それがなかった」とか、「だんだん飽きた」とかって理由の方もいるんじゃないかなと思います。それが、とても残念です。

私は倫理法人会を「自分が何かをする」会だと思っています。「倫理法人会に来て、何かをする」、若しくは、「倫理法人会の人のために何かをする」、「倫理法人会に来たのがきっかけで、職場で、家庭で何かをする」というように誰か、又は何かのために「自分がする」会だと思っています。言い方を変えると、「何かをもらうだけ」の会ではないということです。そして、何かをすることで自分が少しだけ変わっていく会だと思っています。なので、不細工な形かも知れませんが、毎週でなくても?、また遅刻をしてでも?倫理法人会に来て、誰かのために、又は何かのために自分が行動をしたいなぁと、そして、そうした行動を続けることで少~しづつでも成長したいなぁと思っています。

まわりくどい言い方になりましたが、「倫理法人会は、きっと、何かをもらいに来る会ではないと思います。あなたが誰かのために何かをする会だと思います。ただし、やり損にはなりません。必ずあなた自身が以前より少しだけ?成長します。一緒に成長しませんか。」ということですかね。

今後のビジョン

これが一番難しいですね。以前は、従業員数何人、売上高いくら!みたいな目標を掲げていたのですが、今は少し違ってきました。
実は、少しだけ目標達成しちゃったんです。でも、達成した瞬間、うれしかったんですが、同時に虚しかったんですよ。なぜかというと、目標達成して喜んだの私ともう一人だけだったんです。12名いてて、喜んだのたったの2人、虚しかったなぁ~。
結局、目標とかビジョンとかいっても、皆と共有できていなかったんですよ。従業員全員が絶対達成したい!と思う目標、ビジョンになっていなかったということです。
なので、今の目標といいましょうか、ビジョンは、事務所の経営理念「安心経営、幸福人生」を皆で共有したいと思っています。お客さんのためだけでなく、事務所で働くみんながそれぞれの「安心経営、幸福人生」とは何かを考え、その実現のために何をすればいいかを検討して欲しいなぁと。
「経営(社員で言うと生活?)を安定させるにはどうすればいいか」「幸福な人生とは何か」を突き詰めて考えていくと、1人でやっていては不安定だとか、収入を上げるには勉強するなどして自己研鑚に励まなければいけないだとか、自分だけがよかったらいいという人生は寂しいとかって気づくでしょ。そんなことに気づいてくれたら、細かなことは言わなくても自ずと会社はいい方向に向かうのかなぁと思っています。いえ、信じています。

 

 

 

【取材 大阪中央区倫理法人会 会長 天冨 謙 / 監査 矢田 暁未 / 副事務長 泉 圭二】
【カメラマン 枚方・交野倫理法人会 写真スタジオハート 上田 哲也】

大阪府の副事務長として活躍されている吉田祐介さん、持ち前の明るさがそのまま出ているような常に笑いの絶えない職場でした。皆さまのおもてなしも素晴らしく、”ここで働けたら良いな”と誰もが感じる雰囲気で、共同代表の大西様も暖かく迎えていただき、吉田さんとお二人の明るいお人柄が反映されていると感じました。とても良い時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。 (会長 天冨 謙)

元気な会員企業取材に、平野区にある事務所を訪問させて頂きました。想像通りの、若い社員さんで女性も多く、笑い声の絶えない明るく素敵な会社でした。その雰囲気作りは、単会での吉田祐介氏が醸し出している、人柄によるものかもしれません。
又、前もって伝えてありました取材内容の資料に基づいて、夫々の質問にきちんと答えて下さってあり、レジメを取材陣に資料として提供して下さったりと、お人柄並びに仕事柄を覗かせて頂きました。
事務所便り、News Letterを見せていただきましたが、とても読み易く、顧問先への配慮も忘れず、流石税理士と、思わせて頂きました。社員様、顧問先を大事にされている事を覗わせて頂きました。
長時間に亘る取材、誠に有難うございました。御社の更なるご発展を祈念申し上げます。 (監査 矢田 暁未)

今回、取材訪問をするにあたり、倫理法人会活動では普段見る事のない吉田 祐介さんが見られるだろうと少し期待しておりました。
しかしながら、いざ訪問してみると倫理法人会で見ている吉田さんしかそこには居ませんでした。そのまんまの吉田さんであるが故に、従業員の皆さんが和気藹藹とした中で楽しそうにお仕事をなされているのが印象的でした。
クライアント様の社長に寄り添い、社長と一緒になって会社を良い方向へ導いていこうとしているお話をお聞きし、私自身よい学びがありましたし取材訪問できて光栄でした。 (副事務長 泉 圭二)

【吉田祐介 氏の所属単会 → 大阪中央区倫理法人会

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。