GENKIな会員企業のご紹介

日本電子工業株式会社 代表取締役 山之口良子氏にインタビューしました。

社名:日本電子工業株式会社
設立:1962年5月23日
役職:代表取締役 山之口 良子
住所:大阪府大阪市生野区勝山北1-4-21
URL:http://www.jei.co.jp/

事業内容
日本電子工業は、創立以来半世紀、"生命を守る"電気錠・セキュリティ機器開発製造販売を行って参りました。
• 地震・火災時の避難誘導を確実にし、尊い生命を守る、国産初電気錠フリーロック。
• 1ミリでも手前で停まれば交通事故を防ぎ生命を守ることができるMASSセンサ技術。
子供たちからお年寄りまで、安心して毎日の生活を豊かに過ごしていただけるよう日々努めてまいります。

会社の誕生

55年前に父が創業しました。当時の電気錠は100%輸入品で、雨や湿気で故障が相次いでいました。
なんとか日本の気候風土に合った電気錠を作りたい!その強い思いを持って、父は開発、営業、製造、取付を一人でこなしていました。
最初は大邸宅の門扉、次いで精神病院へと拡大しました。火災報知器と連動した電気錠は、防災上のメリットも大きいのです。こうして日本の電気錠のパイオニアとして、市場を作り上げたのです。
創業当時から、社会へのお役立ちを強く意識してきた会社です。

入会のきっかけ

6年前に大阪市倫理法人会のチ相談役、南場相談役が来社、口説かれました。
チ様とは盛和塾で一緒に学んでいました。それまで倫理法人会を全く知らなかったのですが、丸山敏雄創始者の「人間が幸せになるくらしみち」という言葉にとても共感いたしました。
万人幸福の栞に書かれていること、モーニングセミナーなどの講話者のお話は、稲盛和夫氏の教えに共通するところがたくさんあります。
倫理法人会では、経営者の失敗談を本音で話されているのがすごいと思います。
ほかの経営者の会合では、成功談や失敗から立ち上がった話はよく聞きます。でも、経営者として一回り大きくなるには、失敗をどう克服するかだと思います。
まだ模索中だけどこれから必ず良くなる!と頑張っておられる方の講話からは、自分にも照らし合わせたり、勇気をいただいています。

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転機となるような学びは? 倫理に入会してよかったことは?

富士高原研修所での体験は衝撃的でした。「人生が変わるよ!」と聞いていましたが、まさに大きく変化しました。普段学んでいる倫理の神髄に触れた思いがしました。人間は大自然の一部だと実感でき、さらに真剣に倫理を学んでいきたいと強く思いました。

今年で創立35年を迎える大阪市倫理法人会では、歴代会長から学ぶことがたくさんあります。11代会長職を拝命したときに(現在は第13代熊代会長)、歴代会長に感謝のはがきを毎月書くようにとチ相談役から教わりました。気づきや振り返りをしたためるのですが、皆さんお忙しいはずなのに即お返事をいただきます。「これが良い!」と承認していただいた時には、意見に自信を持つことができます。代々会長がつないできた人間関係の絆は、とても強いですし、ありがたいと実感しています。

倫理法人会で学ぼうとしている 経営者のみなさんへのアドバイス

経営者は、自分に足りないものは何か?と、自ら問い続けなければ事業の発展はありません。その気づきのきっかけをたくさん与えてくれる場、人物、教本があるのが、倫理法人会だと思います。
「万人幸福の栞」17ヶ条は、読み返すたびに気づきが変わります。これは、自らの成長に伴って自省が深まっているからだと思うのです。

そして、社員の方々には「職場の教養」を朝礼でしっかりと学びあうことをお勧めします。わが社でも当初は配布するだけでしたが、2年くらい経ったある日、社員から「これ、素敵な内容ですよね。ぜひ朝礼で使いましょうよ」と言われました。
入会を迷っている方は、ぜひわが社の朝礼を見学にお越しください。朝礼で社員の動作を揃え、心を揃える。
そして、会社のビジョン・ミッション実現に向けて力強い歩みを始めることができると思います。

今後のビジョン

わが社の事業の目的は、「全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、人類社会の発展に貢献する」です。
従業員が「この仕事に巡り合えてよかった。この仲間と仕事できてよかった」と思ってもらえる会社にしたいと、強く願っています。
そのために、日本経営品質賞へのチャンレンジも行っています。
お客様に対しては、「尊敬してもらえる仕事をする」ことに取り組んでいます。
「さすが日本電子工業さん!」と、お客様の期待を超え、感動を与えられる仕事をしてまいります。

 

 

 

【取材 株式会社決断力 代表 高島徹/大阪市倫理法人会 実行委員】
【カメラマン スタジオハート 上田哲也/枚方・交野倫理法人会】

2世経営者には、創業者と違ったご苦労があります。「腰を据えて学ぶのが倫理の良さ」との言葉に、ご自身の「決断の軸」を見出されたと感じました。
歴代会長との絆を嬉しそうに語っておられたことが、特に印象に残りました。

【山之口良子 氏の所属単会 → 大阪市倫理法人会

※記事中の所属や役職およびインタビュー内容は、取材当時のものです。